2014 Fiscal Year Research-status Report
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25350742
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
阪田 真己子 同志社大学, 文化情報学部, 准教授 (10352551)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 伝統芸能 / 間 / モーションキャプチャ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,日本の伝統芸能における「間」がどのように生成され,それが文脈や状況に応じてどのように変化するかを,科学的,総合的に解明し,最終的に「伝統芸能における間とはどのようなものか」を体系化することを目的とする.具体的には,日本舞踊家の身体技法をデジタル技術により計測し,動作分析,視線分析,映像分析の手法を用いて,伝統芸能における「間」の生成メカニズムを総合的に考察することを目指す.本研究の長期的目標は,伝統芸能における「間」がどのように生成され,それが文脈や状況に応じてどのように変化するかを,身体動作や視線など客観的に測定可能な物理的特徴量と,舞踊家自身が主観的に感じる時間間隔との関係性の上で明らかにし,最終的に「伝統芸能における間とはどのようなものか」を解明することである. 平成26年度は,日本舞踊家花柳乃三氏の舞踊計測を行う予定で,計測機器の整備,実験調整などを行った.また,人と人との間合いの基礎研究として,打叩テンポや並列歩行に関する基礎実験を実施し,成果発表を行った. しかし妊娠出産により年度途中から産休,育休に入ったため,当初の予定していた実験が実施できなかった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
妊娠出産により産休,育休取得のため
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年9月より産前休暇に入り,平成27年5月末まで育児休暇取得予定のため,その期間は当初予定していた研究内容を中断し,その分を延長する予定.研究期間を当初の平成27年度から平成28年度まで1年間の期間延長を行い,遅れを取り戻す予定.
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Causes of Carryover |
2014年度9月より産前産後休暇および育児休暇取得のため,予定していた実験が実施できなかったため.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
当初予定していた実験を2015年度下半期および2016年度上半期に実施予定.特に実験が実施できなかったことにより研究が当初予定よりも遅れているため,実験にかかる物品費および補助アルバイト,およびデータ編集のためのアルバイト人件費として使用予定.
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