2015 Fiscal Year Research-status Report
ソフトテニス・グラウンドストロークの正確性と体幹部動的安定性との関係に関する研究
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25350771
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Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
楠堀 誠司 県立広島大学, 生命環境学部, 准教授 (10513856)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ショットコントロール / 身体安定性 / 体幹部 / 頭部 / 体力 / ソフトテニス |
Outline of Annual Research Achievements |
フォアハンド,バックハンド側へ順次送球されたボールに対して,打球時の身体安定性に着目し,ショットコントロールとの関係について明らかにすることを目的としていた.その為に,体幹から上部の身体部位の「揺れ具合」についてまずは知ることが必要であった.先行研究から,対象物に対する注視点の固定化がコントロールに関連していることが示されているため,まずは頭部の3次元座標値をDLT法によって算出した. 試行時の打球バウンド位置によってショットコントロールが得点化されているため,頭部の揺れ具合と打球得点との関連を明らかにすることにした.また,体幹部,脚部の体力データとの関連も検討することも目的としていた.しかしながら本年度は,頭部3次元座標値の算出に留まった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
生活環境の劇的な変化に伴う極度な体調不良が長引き,その原因特定までに時間がかかったこと,その後の治療過程で処方される薬が体質や生活環境になかなか合わず,適したものに合うものを見つけるまでに更に時間を要したことがあげられる.また,研究と新規授業の実施準備など仕事上のバランスに欠けていた.
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Strategy for Future Research Activity |
体幹部を含めた身体安定性とショットコントロールの関連を見出すことが当初の目的であったが,現時点では目標修正せざるを得ない状況にあると考えている.少なくとも頭部安定性とショットコントロールとの関係については,統計処理ができるレベルまで分析を行いたい.
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Causes of Carryover |
前述したように,極度の体調不良が続き,更に仕事上のバランスを欠いたため,研究進行が相当に遅れた.その為に必要な備品等の購入を避け,次年度に行うことに決定した.研究進行が遅れたこともあり,学会等での発表も断念せざるを得ない状況になり,結果として計画通りに予算を使用することができなかった.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
必要な備品を購入し,研究の進展に努力する.旅費が多くあまっているため,国際学会を含めた学会での発表を目指して研究を進めるつもりである.
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