2014 Fiscal Year Research-status Report
動作解析による熟練者のもつ暗黙知のディジタル化と解析データに基づく指導方法の確立
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25350804
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Research Institution | Kagawa National College of Technology |
Principal Investigator |
吉澤 恒星 香川高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (90300631)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
逸見 知弘 香川高等専門学校, 創造工学専攻, 准教授 (00413849)
十河 宏行 香川高等専門学校, 機械電子工学科, 教授 (60154704)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 野球打撃 / バットスイング / 指導言語 / 暗黙知 / 特徴の定量化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は実験機器のセッティングなどが完了し、いよいよ実験に向けて体制が整った年度であった。香川高専高松野球部低学年(1~3年)部員に被験者として協力してもらうこととなり、二回にわたって実験をおこなった。機器の操作など戸惑うことも多々あったが、実験チームは実験を行うにつれて熟練していき、スムーズに行えるよう成長していった。 この二回の実験成果をまとめて論文の投稿と研究の発表を行った。 論文の方は「野球打撃時における動作の定量的比較」としてまとめた。(平成26年 電気学会 電子・情報・システム部門大会講演論文集, pp.83-86,2014.9.3-6) また、電気学会 電子・情報・システム部門 制御研究会にて、「人間の技能データの計測・解析・評価および制御技術一般」というテーマのもと「下半身の筋パワーに着目したバットスイング動作の定量的比」という題名で発表を行った。(CT-15-050, 2015.3.27) いずれも発表を聞いた研究者・学生からは内容について「わかりやすい」「面白い」という感想をいただいた。また、研究の進める方向についても有意義な示唆をいただくことができた。 来年度の研究完了に向けて、さらなる実験が必要ということで、4月・5月にそれぞれ一回ずつ計二回の実験を予定している。これらの結果を踏まえて、さらに研究内容が深化していくよう、考察を深めていくようテーマを掘り進めていく所存である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
機器の購入、実験の進行、論文の作成、研究会の発表とすべて順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度も追加で実験を行い研究を進展させていく。データーを蓄積し、考察により深みを加えていきたい。
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Causes of Carryover |
旅費は、次年度に学会発表を控えているので、そちらの費用として使用することにしている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
旅費で400000円、謝金で225000円、物品費で320000円使用予定である。
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Research Products
(2 results)