2014 Fiscal Year Research-status Report
関節の動きを増幅する屈曲点の出現メカニズムとその機能的意義
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25350828
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Research Institution | Kanagawa University |
Principal Investigator |
衣笠 竜太 神奈川大学, 人間科学部, 准教授 (10409378)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | アキレス腱 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、アキレス腱の屈曲点が出現するメカニズムと屈曲点がもつ機能的意義を明らかにすることである。平成26年度の実績として、アキレス腱の屈曲点が出現するメカニズムを明らかにするため、屈曲点の解剖学的位置、ヒラメ筋と脂肪組織の変位量、膠原線維の配向性について解析が完了したものを国際学会で発表した。「Uncover the identity of obstruction on the Achilles tendon」,4th Congress of the International Foot and Ankle Biomechanics Community(Busan、Korea、2014年4月8-11日)
屈曲点の機能的意義を明らかにするため、下肢の有限要素モデルとシンプルな数理モデルを用いて、アキレス腱の屈曲点の有無が力と速度の発生に及ぼす影響を検討した。上記とこの内容を加え、「Nature of the Obstruction in the Achilles Tendon」と題する学術論文を国際誌に投稿した。IFが10前後の国際誌に投稿したが受理されなかったため、献体を使用した追加実験を平成27年1月に実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成26年度に予定していた全ての実験は100%完遂している。平成27年1月の追加実験により、屈曲点が出現するメカニズムを明らかにすることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、1月に実施したデータ解析、統計処理、投稿論文の執筆を進め、7月末までに国際誌へ投稿する。
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Research Products
(4 results)