2016 Fiscal Year Annual Research Report
Function of deliberate decision-making skills to prevent risk behaviors and improve mental health for adolescents
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25350841
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
西岡 伸紀 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (90198432)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 和久 東北工業大学, 教職課程センター, 教授 (00224098)
鬼頭 英明 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授(移行) (90161512)
竹西 亜古 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (20289010)
有園 博子 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (70282366)
森 良一 国立教育政策研究所, その他部局等, 教育課程調査官 (50515210)
島田 貴仁 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 室長 (20356215)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 意思決定能力 / 中高生 / 危険行動 / 関連要因 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は,意思決定能力の実態,及び危険行動,積極的健康への関連性を明らかにするための調査票を開発し,中高生を対象に全国調査を行うこととした。 意思決定能力尺度の開発のため,同能力に関する内外の先行研究をPubMed,医中誌,CiNii等から収集し,調査内容や尺度を明示する論文や著書10編に絞り,調査対象,測定目的,内容領域・下位尺度,危険行動等との関連について分析した。また,分担研究者は,分析結果に対する意見を述べた。それらの結果を踏まえ,意思決定のステップ,行い方の自己評価,自主性・自立性等7つの内容からなる35項目の調査票を作成した。調査票には,併存的妥当性検証のため,刺激欲求性,自己抑制,衝動性の尺度,及び意思決定が関わる行動,安全に関わる危険行動を含めた。以上は「青少年の危険行動と意思決定能力の関連性に関する文献研究」の演題で発表した(第63回日本学校保健学会,2016年11月) 次に,上記の35項目の意思決定能力尺度,関連要因である自己制御認知,刺激欲求,衝動性制御から予備調査票を作成し,A市内の公立中学校2校の中学2年生約200人を対象に調査した。その結果,意思決定能力項目は20項目程度に整理可能で,同尺度は自己制御認知,刺激欲求と有意な関連が認められた。以上は「中学生の意思決定能力と危険行動との関連性-尺度開発及び予備的調査の企画-」として口頭発表した(第10回日本セーフティプロモーション学会,2016年12月) さらに,予備調査結果を踏まえ本調査票を作成し,B市内公立中学校5校の1~3年生約1700人及びC市内県立高校1~2年生約600人を対象に調査を行い,意思決定能力の実態,危険行動等との関連性を分析した。以上は「中学生の意思決定スキル-構成因子,及び生活行動,心理的特性等との関連性-」として発表を受理された(第26回日本健康教育学会,2017年6月)
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Research Products
(5 results)