2014 Fiscal Year Research-status Report
セルフメディケーション推進のための包括的医薬品教育プログラムの構築
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25350845
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Research Institution | Gifu Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
寺町 ひとみ 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (20405129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝野 眞吾 岐阜薬科大学, 薬学部, 学長 (70098523)
舘 知也 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (80618447)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 保健健康管理 / 医薬品の正しい使い方 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度から全面実施となった、中学校保健体育科「医薬品の正しい使い方」授業の実施状況等を明らかにするとともに、セルフメディケーション推進を目的とした「医薬品の正しい使い方」が定着するために、学校・家庭・薬剤師の連携のもと、生徒・保護者・地域住民を対象とした包括的医薬品教育プログラムを開発・実施し、その有効性を検証して、実効性のある包括的医薬品教育プログラムを構築することを目的とする。 平成26年度は、次の項目について実施した。(1) 中学校保健体育科「医薬品の正しい使い方」授業の実施状況等に関する調査:全国から無作為に抽出した中学校に対して「医薬品の正しい使い方」授業の実施状況および生徒の意識について調査した。(2) 学校・家庭・薬剤師の連携による包括的医薬品教育プログラムの開発および評価手段の開発:中学校保健体育科「医薬品の正しい使い方」教育プログラムをサポートしつつ、同時に保護者に対する「医薬品の正しい使い方」講演会、生徒・保護者を含めた地域住民に対する「医薬品の正しい使い方」啓発普及イベントプログラムを企画し、その教育プログラムの評価手段を開発した。(3)指導者養成講習会を実施した。(4)学校・家庭・薬剤師の連携による包括的医薬品教育プログラムの実施と短期的評価:開発した包括的医薬品教育プログラムを岐阜県下の中学校および校区の保護者および地域住民を対象に実施し、医薬品に関する知識、態度、行動に及ぼす短期的効果について評価した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究の目的を達成するために計画した平成26年度の「研究実施計画」である。(1) 中学校保健体育科「医薬品の正しい使い方」授業の実施状況等に関する調査および、(2) 学校・家庭・薬剤師の連携による包括的医薬品教育プログラムの開発および評価手段の開発、 (4) 学校・家庭・薬剤師の連携による包括的医薬品教育プログラムの実施と短期的評価については、実施できた。(3) 指導者養成ワークショップの開催については、岐阜県における「自信をもつて取り組める医薬品の教育」研修会において講演をすることができ、結果的に指導者養成に寄与できた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度は、最終年度でもあるので以下のプログラムを実施し本研究をまとめる。 (4) 学校・家庭・薬剤師の連携による包括的医薬品教育プログラムの実施と短期的評価 (5) 学校・家庭・薬剤師の連携による包括的医薬品教育プログラムの改良 (6) 学校・家庭・薬剤師の連携による包括的医薬品教育プログラムの公開
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Causes of Carryover |
平成26年度は調査結果の集計および解析のために、新たにメモリが十分なパソコンの購入を予定していたが、調査のための通信費が予定より必要となったため、予定していたパソコン(30万円ほど)を購入できなかったので、13万円ほど残となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度には、平成27年度の予算と合わせて、予定していたパソコン(30万円ほど)を購入する計画である。
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Research Products
(6 results)