2015 Fiscal Year Annual Research Report
特定健診後の生活習慣の持続的リスク評価と改善のためのヘルスサポートシステムの開発
Project/Area Number |
25350848
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
西村 治彦 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (40218201)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹村 匡正 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 准教授 (40362496)
水野 由子 (松本由子) 兵庫県立大学, 応用情報科学研究科, 教授 (80331693)
宮内 義明 中部大学, 看護実習センター, 助教 (70410511)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ヘルスケア情報科学 / 医療福祉 / 情報工学 / 特定健康診査 / メタボリック症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度においては,前年度に引き続き以下の1,2について実施した. 1.スマートフォンによる継続的保健指導を可能とするアプリケーションの設計と開発: 特定健診後の継続的なヘルスサポートを対象者が各人の日常生活の場で容易に受けられるように,定期的なポスト問診への回答やそれに対する評価フィードバックなどをはじめとするサポート対象者と保健指導者間の全てのやり取りを,現在急速に普及しつつある次世代携帯端末のスマートフォンによっても行えるようにするために,特定健診間の1年に及ぶヘルスサポートを対象者のリスク状況に応じて間断なく持続できる機能を担うAndroidアプリケーションを開発した.ヘルスサポートシステム全体は,サポート対象者が用いるスマートフォン,保健指導者がサポートを行うPC,サポート機関側のWebサーバで構成される.ここでの開発アプリケーションは,特定健診プログラムを年間サイクルとして有効に機能させてゆくための,サポート対象者と保健指導者のインターフェース的システム環境の要となる. 2.本ヘルスサポートシステムのプロトタイプの試験運用とその効果及び改善点の評価: 開発されたアプリケーション搭載のスマートフォンを含むヘルスサポートシステムのプロトタイプによって試験的な運用を実施した.開発者,研究協力者を中心とする10名規模での試行であったが,システムのユーザビリティ,ポスト問診への回答頻度と負担感などの可用性面のチェック,さらに,ポスト問診毎のベイジアンネットワークによるリスク評価フィードバックがどのように生活習慣での行動変容に寄与し得るかの分析を通して,本格的な試験運用に供し得るレベルにあることが確認できた.
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