2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a meal guidance program to increase the adherence of the Carbohydrate counting effectiveness / verification
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25350878
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
佐野 喜子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (20399603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂根 直樹 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 臨床研究企画運営部, 研究室長 (40335443)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | カーボカウント / アドヒアランス / 食事指導プログラム / 糖尿病療養指導 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年までに「体重管理」に加え「食後高血糖対策」としてのカーボカウント(3食の適正配分・炭水化物の均等摂取)がHbA1cの改善に反映し、継続治療アドヒアランスを高める因子として健康情報の効果的な提供が示唆された。本年は「カーボカウントのアドヒアランスを高める食事指導プログラム」の効果検証を目的にA.指導シートの活用頻度調査、B.Aを組み入れたプログラム評価(指導者の自信度前後比較)を医療機関、保健センターに在勤の保健師、管理栄養士に実施し、36名の回答を得た。 A.①糖尿病療養指導(外来)、②特定保健指導(自治体)、③同(健保)に共通して活用頻度が高かったツールは[炭水化物を多く含む食品を確認/食材・菓子][主食量の一定][食べ方で血糖コントロール/時間設定][同/野菜を先にゆっくり食べる]であった。①群では[インスリン分泌と血糖値の関係]、②③群では[飲酒、喫煙、欠食、夜遅い食事などと血糖の関連]と、対象者に沿った内容がそれぞれ有意(p<0.05)に選択された。B.は、28項目の自信度(6件法/1低-6高)を、指導経年別①未経験者11名、②3年以下15名、③5年以上10名に検討、全ての項目で向上していた(p<0.05)。介入前、共通して低かった項目は[対象者に合わせた炭水化物量の算出(2.5)][健康食品やサプリメントの指導(2.7)]で、高い項目は[対象者のチャレンジを認める(4.2)][対象者のチャレンジを言葉で称賛する(4.1)]であった。経年数が自信度を高めていた項目は[糖尿病食事療法の目的と説明①3.2→3.7②3.5→4.5③4.1→4.9][処方通り服薬する必要性の説明①2.9→3.9②3.3→4.0③4.1→4.5]で、未経験者ほど飲酒、菓子、欠食、夜遅い食事等と高血糖の関連説明の自信を高めていた。対象者、指導者ニーズに対応するプログラムの重要性が示唆された。
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Research Products
(9 results)