2016 Fiscal Year Annual Research Report
Exercise program for day service; frail elders improvement of QOL through physical exercise
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25350900
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
中新井田 敦子 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 非常勤講師 (10648223)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | frail elders / TUG / functional reach test / exercise |
Outline of Annual Research Achievements |
千葉県の運動特化型デイサービスに通所した60名の男女の体力測定(CS30, TimeUp&Go、FRT,握力など)を解析ソフトにて数値化し通所時の運動処方内容と照らし合わせた。これらの相関関係を見出しQOLが改善されたかをSF36アンケートを行いその結果を比較した。これらのデータは条件により群分し、施設利用をした13名の男女(M8、F5)で体力測定およびQOLアンケートが取れている者に対して3ヶ月間の運動プログラムが体力測定およびQOL評価にどのように影響するかを調査し比較した。また9ヶ月以上運動プログラムを行った21名の男女(M12,F9)の体力測定の結果を調査し解析を行った。長期にわたり運動を行った高齢者、12か月間運動プログラムを実施した31名の男女の効果も解析した。すべての調査で明らかになったことは、適切な運動処方により、介護認定を受けている虚弱高齢者でも運動機能が上がり、QOLも改善することがわかった。現在、各被験者の既往歴と運動プログラム、運動の種類とその関係また施設を利用していない高齢者にも体力測定を行いデータ収集し、それらをコントロール群と比較し彼らの体力測定の結果および生活習慣などとの違いなども解析中である。残念なことに転倒予防の改善となげようとバランス能力を数値化できるマットスキャンを使用するよていだったが測定器の故障および代用品が手に入らなかったことからこの観点では明らかにすることはできなかったことや介護施設の廃業などもあり今後に課題を残した。しかし、本研究は2015年で廃止された要支援判定を受けた高齢者が被験者であるため、明らかこれらの対象者に対して管理された環境で定期的かつ適切な運動プログラムを行うことで将来介護予防の一助となる結果が得られた。
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Research Products
(2 results)