2014 Fiscal Year Research-status Report
マカッサル市における地域住民参加型母子保健プログラムの開発
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25360026
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
松井 由美子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 准教授 (00460329)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 留美子 金沢大学, 保健学系, 教授 (90169946)
津田 朗子 金沢大学, 保健学系, 准教授 (40272984)
塚本 康子 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (60310554)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 途上国支援 / 母子保健問題 / 国際情報交換 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度で母子健診と事後指導に関する専門職を対象とした現地調査を4回実施し平成26年度はその分析を中心に行った。インドネシアの母子健診では助産師を中心に健診が行われ個別の事後指導はあまり実施されておらず、主として母親学級や育児学級などの集団指導場面での指導が主となっている。4回目の調査では実際に研究者による母親学級を実施し、集団指導における課題も明らかになった。それを受けて最終年度の27年度に向けて集団指導における効果的な指導方法と具体的なプログラムを作成し評価を行う。 具体的には保健センターや保健ポストにおける母親学級での集団指導プログラムの中に、個別指導を盛り込むこと、また健診や集団指導に参加しない妊婦や母親への対策としてそれ以外の集落の集会所での実施、放送による広報活動などに向けてアクションプランを作成することなどを盛り込む。指導の中心となる助産師に対しての追加インタビューやアンケート調査も行い、調査対象地域である南スラウェシ州マカッサル市の地域に密着した特徴ある支援プログラムを目指す。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は現地調査を実施しなかったが、それまでに収集したデータを分析することで追加データの必要性や今後の計画をより具体的にすることが可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
母子保健の事後指導について追加調査を行うことでより明確に指導プログラムの作成に役立てる。
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Causes of Carryover |
本年度に予定していた現地調査を次年度に延期したため
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度早期に前年度予定していた現地調査を実施する予定である
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Research Products
(2 results)