2014 Fiscal Year Research-status Report
権利アプローチによる女性のエンパワメント実現に向けた実践的枠組の構築
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25360061
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Research Institution | Kyoto Human Rights Research Institute |
Principal Investigator |
三輪 敦子 公益財団法人世界人権問題研究センター, その他部局等, 研究員 (90414119)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ジェンダー / 人権 / 権利アプローチ / 開発 / エンパワメント |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、前年度に引き続き、文献による調査と分析をおこなった他、これまでに実施したインドでのフィールド調査の結果を発展的に活用し、今回の研究に有機的に結びつけるために、フィールド調査の手法や具体的な調査内容・実施方法について検討をおこなった。また、研究課題に関連する学会や研究会に積極的に出席し、「女性差別撤廃委員会」の政府報告書審査に関する勉強会や「女性と平和・安全保障」に関連する安保理決議の地域的実施についての研究会に参加した。司法的アプローチを通じた「権利アプローチ」の発展に関しては、ドイツ、フラウエンキムジーで開催された学会で報告をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
文献調査は順調に進展しており、研究結果をまとめるために十分な文献を既に検討してきている。昨年度に計画されていたフィールド調査が、国内での業務のために十分に調整できず実施できなかったことが、「おおむね順調に進展している」と評価した理由である。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度は、インドでのフィールド調査を実施し、これまでの成果を踏まえ、本研究の完成を目指すこととする。インド、マハーラーシュトラ州プネのNGOであるマスムの協力を得て、8月から9月にかけて、フィールド調査を実施する予定である。
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