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2015 Fiscal Year Research-status Report

スウェーデンにおける児童青少年と舞台芸術との関わりから見る芸術文化政策の実効性

Research Project

Project/Area Number 25370180
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

上倉 あゆ子  東海大学, 文学部, 講師 (70467520)

Project Period (FY) 2014-02-01 – 2017-03-31
Keywordsスウェーデン / 舞台芸術 / 児童青少年
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、児童青少年演劇の質の高さが国際的にも評価されているスウェーデンの状況を検証し、児童青少年と舞台芸術との関わり方と、その背景にある制度・政策とその実効性を明らかにすることを目的とする。
平成27年度は、スウェーデンの文化予算における舞台芸術分野の扱い、および、舞台芸術活動全体における児童青少年向け作品の割合・位置付けに関する資料・情報収集を中心に進めた。近年の文化予算の推移・内訳や地方自治体間での差異に関わる資料、および、近年の舞台芸術公演数に関わる統計資料を収集し、その分析を進めた。資料から、スウェーデンの舞台芸術活動において児童青少年向け公演の占める割合が、実際に決して小さなものではないことが確認できたが、今後さらに詳しく調査分析を進める必要がある。舞台芸術分野において、児童青少年を対象とした作品・公演が幅広いジャンルで数多く見られることの背景として、公共劇場のあり方や、地方自治体の文化活動への取り組み・戦略の中での舞台芸術の位置付けなどについて見ていき、その関連性を検証していく。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

平成27年度当初に妊娠が判明し、10月半ばより産休・育休を取得した。年度前半は妊娠に伴う体調不良が続き、十分な研究活動を行なうことは困難な状況であった。現地調査も実施できなかったため、当初の研究計画からずれが生じている。

Strategy for Future Research Activity

平成28年度は、平成27年度に収集した文化予算および舞台芸術活動に関する資料の分析を進めるとともに、不足している資料の収集を行なう。それらの資料調査の結果をもとに、現地でのインタビュー調査を実施する。進捗状況に遅れがあり、平成28年度も7月末まで育休のため、研究期間の延長を希望する予定である。平成28年度はアシテジ(国際児童青少年演劇協会)スウェーデン、ITI(国際演劇協会)スウェーデン、Teatercentrum(フリーシアターの団体)などへの訪問調査とその予備調査を中心に進め、平成29年度にスウェーデン国内での都市部と地方における差異や、特色ある取り組みを進める地方自治体・公共劇場に関する調査を実施することを検討している。

Causes of Carryover

妊娠・出産(産休・育休取得)により研究活動を順調に行なうことができず、現地調査を実施できなかったため、当初計画と大きくずれが生じた。

Expenditure Plan for Carryover Budget

スウェーデンからの図書を中心とした資料の購入・取り寄せ、スウェーデンの児童青少年演劇関連団体への訪問調査、日本国内での児童青少年を対象とする舞台芸術の国際フェスティバル視察に使用する予定である。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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