2013 Fiscal Year Research-status Report
ロペ・デ・ルエダからセルバンテスへ 16世紀スペインにおける道化芸の系譜
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25370195
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
田尻 陽一 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (30081095)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | セルバンテス / ロペ・デ・ルエダ / マラケシュ / ジャマ・エル・フナ広場 / 大道芸 / 道化芸 / 演劇 |
Research Abstract |
マドリードの国立演劇記録センターに行き、スペイン国立古典劇団が上演した『ヌマンシア』『犬の対話』『ビードロ博士』『幕間劇』『グラン・スルタン』『驚異の祭壇画』『アルジェリアの風呂』の映像をコピーした。演出家とのインタビューを計画しているので、マドリードの演劇界における人的つながりを構築していった。 マドリードの国立図書館でロペ・デ・ルエダに関する最新論文をコピーした。 3月にモロッコに行き、7月のマラケシュ、ジャマ・エル・フナ広場における大道芸の調査に同行してもらう若いモロッコの研究者と現地調査の打ち合わせを行った。モロッコの民衆演劇をテーマにした戯曲を手に入れた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
スペインで上演されたセルバンテスの戯曲の舞台映像をほぼ確保できたこと。 モロッコの研究者と連絡網が構築できたこと。 マドリードの演劇人との人的つながりが構築できたこと。
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Strategy for Future Research Activity |
7月にモロッコに行き、マラケシュのジャマ・エル・フナ広場で現地調査を行う。 そのため6月末までに、若いモロッコの研究者にマラケシュまで行ってもらい、調査できる大道芸人を探してもらう。 モロッコからの帰りにマドリードにより、セルバンテスの戯曲を演出した国立古典劇団の演出家にインタビューを試みたい。 アラビア語で書かれた大道芸、もしくは民衆劇の台本、研究書をカスティーリャ語に、さらに日本語に翻訳する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
モロッコでの現地調査のための渡航費、滞在費、日当、謝金。 マドリードでの資料蒐集のための渡航費、滞在費、日当、謝金。 事務消耗品の購入(主にプリンターのインク) 7月9日~15日、マラケシュでの現地調査 7月16日~25日、マドリードで資料蒐集
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