2014 Fiscal Year Research-status Report
ウェブアーカイブを利用したシェイクスピア上演研究・教育の推進
Project/Area Number |
25370268
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
末松 美知子 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (90216276)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 かおり 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (40308820)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | シェイクスピア上演 / デジタルアーカイブ / アジア / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はシェイクスピア上演ウェブアーカイブA|S|I|A(Asian Shakespeare Intercultural Archive)を活用し、デジタル化の進展を生かした比較演劇の研究・教育を目指すものである。当該年度も引き続き、アーカイブを利用した研究成果を学会で報告し、アジアや欧米の研究者等と意見交換を行うと同時に、アーカイブコンテンツの見直し作業を行った。具体的な成果は以下のとおりである。 26年5月:研究代表者が第1回アジアシェイクスピア学会(台湾)において発表「“From Bourn to Bourn”: Journeys of Ninagawa Shakespeare」を行った。 26年5月:研究協力者が第1回アジアシェイクスピア学会(台湾)において発表「“The actors are come hither”: Shakespearean Productions by Travelling Companies in Asia」を行った。 27年1月:研究協力者が8th World Shakespeare Conference and International Seminar on Comparative Literature and Translation Studies: Theory and Praxis(インド)及びWorld Conference on English Studies: A Glocal Perspective(インド)において発表「“Shakespeare Wallah”: Travelling Companies in India」を行った。 27年2月:国立シンガポール大学において、研究代表者が、海外研究協力者であるシンガポール国立大学ヨン・リーラン准教授らとワークショップを行い、ウェブアーカイブA|S|I|Aのデータの見直し、更新作業を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りウェブアーカイブコンテンツの見直し作業を行うことができた。また、複数の国際学会において研究発表及び広報活動を行ったほか、各国の研究者等との交流を通じて、本アーカイブの教育的利用を世界的規模で促進することができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年5月に韓国に出張し、研究協力者名古屋市立大学小林かおり教授、海外研究協力者韓国順天郷大学ヒョンウー・リー教授、海外研究協力者シンガポール国立大学ヨン・リーラン准教授と、世界の大学におけるアーカイブの教育的利用状況を確認し、今後の広報活動方針及び新たに展開するアーカイブの教育プログラムについて検討を進める予定である。また、引き続き、アーカイブを利用して行った研究の成果を、論文や学会発表により報告する。
|
Causes of Carryover |
2015年2月に実施した英国への上演状況調査が、大学での業務のため当初の予定より短期間となったため、未使用額が生じた。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
国内での上演状況調査に充当する。
|
Research Products
(6 results)