2015 Fiscal Year Annual Research Report
ラトビア・ユダヤ人文学の研究--多言語・多文化文学の可能性をめぐって
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25370352
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
ヨコタ村上 孝之 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 准教授 (00200270)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ユダヤ文学 / ラトビア文学 / ロシア文学 / ポリグロティズム / 多文化主義 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である平成27年度においても資料の閲覧・収集を継続した。関連書籍の購入を勧めたほか、国会図書館など国内の資料を出張を行い調査・収集した。鳥取環境大学で開かれた研究集会など国内の学会にも積極的に参加し、情報の収集、研究打ち合わせを行った。また、外国出張も行い、リーガ市ユダヤ文化センター、スタンフォード大学グリーン図書館、同フーバー研究所公文書館で関連資料の調査・収集に努めた。最終年度であるので、収集した資料の分析・検討とそれにもとづく研究成果のまとめに研究の重点を移した。幕張市神田外国語大学、クウェート市湾岸科学技術大学、イシム市エルショーフ文化センターで行われた国際研究集会に参加し、成果報告の発表を行った。学会での発表原稿を発展させ、研究成果をまとめた論文を執筆し、雑誌JSEES(日本スラブ東欧学研究)36号に掲載予定である。現在、この論文は初校の段階で、雑誌は5月刊行予定である。この論文のほかにも、ラトビア・ユダヤ文学、ポリグロット文学に関する単著の執筆を継続中であり、現在、三分の一ほどが完成している段階である。これは平成28年度中には完成し、平成29年度には刊行する計画である。資料収集にあたって作成したデータ・ベース、アルヒーフで発見された貴重な資料の内容などは、研究成果の社会還元のため、申請者の個人ホームページで公開を準備している。
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