2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25370476
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
長谷川 信弥 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (20228448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塚原 信行 京都大学, 国際高等教育院, 准教授 (20405153)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | アンドラ公国 / カタロニア語 / 言語政策 / 言語教育 |
Research Abstract |
1.2013年9月12日、長谷川信弥(代表)がバルセロナ大学において、アンドラの言語(カタロニア語の方言)に関する基礎資料として言語地図からのデータを取得した。9月16日にはアンドラ公国において、アンドラ国立図書館および政府言語政策局においてカタロニア語の方言に関する文献の閲覧とデータの複写をおこなった。また、9月20日にはバルセロナ自治大学において、アンドラの言語のついての図書を閲覧および複写した。 2.2013年12月1日、関西スペイン語学研究会第369回例会において、代表者と分担者のそれぞれが「アンドラ公国の言語について」のタイトルで研究発表をおこなった。発表で、代表者は同年9月のアンドラ公国での資料収集の成果を、分担者はこれまでのアンドラ公国の言語政策の沿革についての資料調査の成果を発表した。 3.2014年3月6日、塚原信行(分担者)が内戦資料館(Salamanca)にて、アンドラ関係文書の有無をカタログ等により確認した。続いて、3月12日、アンドラ公国政府言語政策部長Joan Sans氏に対する聞き取り調査実施(Andorra La Vella)した。また、3月13日、Escaldes-Engordanyのアンドラ学校を訪問し、校長のMeritxell Massoni氏に対する聞き取り調査、および授業参観を実施した(就学前クラス・小学校4年と6年の各クラス)(Andorra La Vella)。 4.以上のことから、今年度計画した調査、資料収集および成果の発表は予定通りおこなうことができ、計画は順調にすすんでいると判断できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
25年度は、アンドラ公国の基本的情報の収集、言語の記述および言語政策に関する基本的施策の調査を実施する予定であったが、これらの予定が達成でき、結果としてその成果を研究会で発表することができたため順調に進展していると評価した。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度も引き続き、言語に関する記述および言語政策に関する調査と記述をおこなうが、そのために、研究打ち合わせ、代表者および分担者それぞれの現地調査をおこなう。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究を進めていくうえで必要に応じて研究費を執行したため、当初の見込み額と執行額が異なった。しかし、研究計画に変更はなく、次年度は、前年度の研究費も含め、当初予定通りの計画を進めていく。 繰り越した助成金は、次年度計画の現地調査に対して、次年度請求の助成金とともに使用する計画である。
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[Book] カタルーニャを知るための50章(共著)2013
Author(s)
長谷川信弥、足立孝、市川秋子、糸魚川美樹、奥野良知、川上茂信、久米順子、竹中克行、立石博高、古屋雄一郎、八嶋由香利、山道佳子
Total Pages
329(担当ページ52-60, 65-68, 183-192)
Publisher
明石書店