2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25370492
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
福嶌 教隆 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50102794)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 信弥 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (20228448)
浅香 武和 聖心女子大学, 文学部, その他 (20516348)
吉田 浩美 神戸市外国語大学, 外国語学研究科, 研究員 (70323558)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 外国語 / スペイン語(カスティーリャ語)) / カタロニア語 / ガリシア語 / バスク語 / 形態論 |
Research Abstract |
1.2013年10月13日に構成員全員が集まり、今研究の方針について討議した。その結果、各自が担当の言語について形態論の研究を進め、全国規模の学会でグループ発表をおこなうこと、研究成果報告書を刊行すること、可能ならば書店と交渉して単行本の出版を実施することを目的とすることを確認した。またそのため、文献を収集すること、積極的に現地調査を実施することも必要性も確認した。 2.同日、構成員全員が研究発表をおこない、意見を交換した。福嶌教隆(代表)「カスティーリャ後接続法過去形の2つの形態について」。長谷川信弥(分担者)「カタロニア語の形態論的特徴」。浅香武和(分担者)「ガリシア語における複数形の形態の疑問点」。吉田浩美(分担者)「バスク語の動機格語尾などと後置詞」。 3.2013年11月23日に、神戸市外国語大学で開催された日本言語学会第147回大会で、吉田浩美は、本研究の一端を発表した、題目:「バスク語アスペイティア方言のABS-V-AUXの構造と再帰行為・相互行為」。 4.年度を通じて構成員は絶えず本研究の諸問題についてメール等で意見を交換した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.研究打ち合わせ会、研究発表会を予定どおり実施した。 2.構成員各員が担当言語の形態論の研究を進めた。特に吉田浩美は早くも全国規模の学会で口頭発表する段階まで研究の進捗を見せた。 3.長谷川信弥、浅香武和、吉田浩美はスペインで現地調査を行い、資料を収集した。 4.福嶌教隆は研究テーマについてのデータを収集し、分析した。 5.以上の成果から、研究の準備段階にあたる初年度としては、計画は順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
1.平成26年度は、研究打ち合わせ会、研究発表会を実施する。 2.平成27年度は、全国規模の学会でグループ発表をおこなう。 3.平成27年度は、研究成果報告書の発行と、可能ならば単行本の出版をおこなう。 これによって、スペインの主要4言語の形態論に関する諸問題の解明に新たな貢献をおこないたいと願っている。
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