2014 Fiscal Year Research-status Report
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25370492
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Research Institution | Kobe City University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
福嶌 教隆 神戸市外国語大学, 外国語学部, 教授 (50102794)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷川 信弥 大阪大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (20228448)
浅香 武和 聖心女子大学, 文学部, その他 (20516348)
吉田 浩美 神戸市外国語大学, 外国語学研究科, 研究員 (70323558)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 外国語 / スペイン語(カスティーリャ語) / カタロニア語 / ガリシア語 / バスク語 / 形態論 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.2014年12月29日に構成員全員が集まり、本研究のこれまでの成果と今後の進め方について討議した。第1に、これまでの成果については、各時が担当の言語についての形足り音の研究を順調に進めて、中には早くも全国規模の学会でその成果を発表した者がいることを確認した。第2に、今後の進め方については、引き続き各自が担当の言語について形態論の研究を進め、全国規模の学会またはセミナーでグループ発表を行うこと、研究成果報告書を刊行することを目的とすることを確認した。また、前年度からの懸案であった単行本の刊行は、本科研費を出版費用に充てることが制度上困難であることから、一旦本研究が終結したあと、何らかの方法で実現することで意見が一致した。 2.同日、構成員全員が研究発表を行い、意見を交換した。福嶌教隆(代表)「カスティーリャ語接続法過去形の2つの形態に関する諸問題」、長谷川信弥(分担者)「カタロニア語の評価接尾辞について」、浅香武和(分担者)「カバニージャス『海からの風』にみえるガリシア語の形態」、吉田浩美(分担者)「親称2人称で扱える単数の聴き手に対する言葉遣いに現れる動詞・助動詞の活用形(バスク語アスペイティア方言)」。 3.年度を通して構成員は絶えず本研究の諸問題についてメール等で意見を交換した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.研究打ち合わせ会、研究発表会を予定通り実施し、構成員全員の研究対象が確定し、その分析が順調に進んでいることが確認された。 2.構成員全員が担当言語の形態論の研究を進めた。 3.長谷川信弥、浅香武和、吉田浩美はスペインで現地調査を行い、資料を収集した。 4.福嶌教隆は勤務先大学との協定校であるスペイン、アルカラ大学において、2015年4~6月の期間、日本語・日本文化の講義を担当する傍ら、同大学図書館、スペイン国立図書館などに赴き、本研究の資料を収集した。 5.以上の成果から、研究の発展段階にあたる2年度として、計画は順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
1.平成27(2015)年度は、全国規模の学会またはセミナーでグループ発表を行う。具体的には同年8月26日~28日に静岡県で開催されるSELE2015(日本スペイン語学セミナー2015年度大会)での発表を目指す。 2.平成27年度の年度末に、研究成果報告書を発行する。構成案:1)構成員各時自の論文、2)形態論に関する4言語の記述、3)研究文献一覧。 3.本科研の期間終了後、研究成果を市販の単行本の形にまとめて出版する。
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