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2013 Fiscal Year Research-status Report

「生活者としての外国人」支援のための公共サイン(看板・掲示物)調査研究

Research Project

Project/Area Number 25370587
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionJapan Advanced Institute of Science and Technology

Principal Investigator

本田 弘之  北陸先端科学技術大学院大学, 先端領域基礎教育院, 教授 (70286433)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 倉林 秀男  杏林大学, 外国語学部, 准教授 (00407066)
岩田 一成  広島市立大学, 国際学部, 准教授 (70509067)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords生活者としての外国人 / 言語景観 / 掲示物
Research Abstract

現在「生活者としての外国人」への日本語支援事業においては「会話」(音声言語)の習得が第一であると考えられている。しかし、彼らの日常生活においては、公共の場に提示されているサイン(掲示物・看板など)など「記述された日本語」が、音声によるコミュニケーション以上に大きな言語障壁となっている。本研究は「生活者としての外国人」への効果的な日本語支援をおこなうための基礎研究として、日本社会におけるサインの「あり方」について、日本国内・海外の公共機関・交通機関などにおける事例の収集を行ない、その「量」と「質」の特徴を調査している。
平成25年度は、日本国内の公共交通機関の施設(鉄道駅・空港)などにおいて、どのような掲示が見られ、その形式はどのようなものかを明らかにするためのデータ収集(写真撮影)をおこなった。データの収集は今後も続ける予定である。同時に、海外の共通する施設においても、同じような調査をおこない、日本国内と比較対照する予定であったが、後述する事情により、海外での調査がほとんどできなかった。これについては、計画を練りなおし、できるだけ早く海外での調査を実施したい。
今後継続する本調査研究によって、①「生活者としての外国人」に日本語支援をおこなう際のデータベースを作成する。②日本のサインを、海外のサインと比較対照することによって、日本社会・文化におけるサインのあり方の特徴を明らかにしてゆきたい。
なお、本研究の成果の一部は、試行的にウェブサイトに公開している「生活者としての外国人のための日本語研究」http://japanese.p2.weblife.me/index.html。平成26年度はサーバーを借りて、より本格的なサイトを構築する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

日本国内における調査は、当初の計画にしたがって進めている。やや遅れぎみではあるが、広島市・金沢市などで写真撮影をおこない、データをあつめることができた。
その一方、海外における調査が進んでいないため、申請書に記載した「研究の目的」の達成度としては、かなり遅れているといわざるを得ない。当初、本格的な調査を平成25年度8月および3月に計画していた。しかし、研究代表者が、8月と3月に集中講義をおこなうよう上長に命じられたため、当初、計画していた調査が不可能となった。2月下旬に時間を捻出し台湾にて調査をおこなったが、十分な成果をあげたとはいいがたい。
本研究では、日本国内のサインの掲示状況の調査とともに、海外における調査をおこない、その比較対照から、日本におけるサイン掲示の特徴を明らかにすることが研究の第一歩となる。その海外調査の計画立案と実行に関して、十分な環境を整える努力が足りなかったことを反省し、平成26年度は遅れをとりもどしたい。

Strategy for Future Research Activity

研究代表者の上長が平成25年度末に交代した。新たな上長に、本調査研究の重要性を十分に理解していただき、平成26年度は計画どおりオーストラリアまたはヨーロッパにおいて2週間程度の調査を実施したい。海外調査が予定どおり実現すれば、研究も予定どおり推進できると考えている。それに平行して、国内における調査も引き続きおこなっていく。
国内における調査の分析結果は、平成26年度、いくつかの学会などで発表を予定している。
現在、試行的にウェブサイトを構築しているが、まだまだ内容が薄いので、平成26年度はサーバーをレンタルし、コンテンツを飛躍的に充実させたい(http://japanese.p2.weblife.me/index.html)。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

「現在までの達成度」で述べた事由により、平成25年度に予定していた海外調査が実施できなかったため、次年度使用額が生じたものである。
本研究では、日本国内のサインの掲示状況の調査とともに、海外における調査をおこない、その比較対照から、日本におけるサイン掲示の特徴を明らかにすることが研究の第一歩となる。その海外調査の計画立案と実行に関して、十分な環境を整える努力が足りなかったことを反省し、平成25年度に予定していた海外調査を実施する。

  • Research Products

    (3 results)

All 2014 Other

All Presentation (2 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 公的文書作成と言語サービスの課題2014

    • Author(s)
      岩田 一成
    • Organizer
      日本言語政策学会
    • Place of Presentation
      JALP第16回大会(千葉大学)
    • Year and Date
      20140607-20140608
  • [Presentation] 学校配布物における地域差と外国人支援

    • Author(s)
      松田 真希子・本田 弘之
    • Organizer
      日本語教育学会第2回研究集会(北陸地区)
    • Place of Presentation
      福井大学
  • [Remarks] 生活者としての外国人のための日本語研究

    • URL

      http://japanese.p2.weblife.me/index.html

URL: 

Published: 2015-05-28  

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