2015 Fiscal Year Annual Research Report
外国語の音声教育において学習者の自律的学習を支援する指導法と教材の開発研究
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25370650
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
中川 純子 慶應義塾大学, 総合政策学部, 講師 (80645961)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 音声学 / 外国語教育 / 教材開発 / ドイツ語 / 教授法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は発音指導法の研究・調査の他、発音教材の本及び、音声教材、視聴覚教材の完成を目指し制作を行った。 [学会発表] 2015年9月に上海で開催されたIVGの世界大会にて日本人のドイツ語発音について学習の核となる要素の抽出実験結果を発表し、翌年3月にドイツのDuisburgで開催されたFaDaFの年次大会にて、抽出方法全体について方法論の提示を行った。 [日本語教育への方法論の応用] 日本人のドイツ語の発音教育のために導き出した、習得すべき発音の核となる要素の抽出方法およびそれを教材へ応用する方法論の他言語への応用可能性について調査を開始した。ドイツ語母語話者の日本語学習者に対する発音教育への応用の可能性を探るため、Ludwigshafen大学のAdachi-Baehr講師の協力のもと、ドイツで日本語教育に携わる大学講師を対象としたワークショップを2016年1月29日、2月1日に開催した。本ワークショップの成果を受けて、日本語学習者への発音教材開発プロジェクトを発足させた。 [教材(本とDVD、HP)]本科研プロジェクトにおいてドイツ語話者の理解に支障となる音を効果的に習得する為の教材づくりを目指し、本册とそれに付属するDVDおよびCDで提供される視聴覚教材の作成を行ってきたが、本年度をもって暫定版を完成させた。Webページ制作については現在なお進行中である。
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