2014 Fiscal Year Research-status Report
英会話力養成のための“思考型キューカード学習法”による教授法の開発
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25370655
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Research Institution | Sagami Women's University |
Principal Investigator |
大月 敦子 相模女子大学, 学芸学部, 講師 (90618373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
カレイラ松崎 順子 東京経済大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (40454186)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 思考型英会話練習法 / キューワード / 動詞 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の実績は、思考型英会話練習法の妥当性を検証するためのキューワード効果実験とその分析と検証を行い、その結果を学会にて研究発表し、論文にまとめ紀要に掲載した。キューワード効果実験では、約30名の被験者(学生)を対象に、キューワードを用いた英語音声録音を行い、3種類のテーマについて其々に対応したキューワードを提示し、1つのテーマにつき約3分間の英文スピーチを行ってもらった。キューワードは、其々のテーマ毎に動詞群・名詞群・形容詞群に分けられ、品詞別効果の測定が行われ、分析と検証では、実験によって得られた音声をデータ化し、分析と検証を行い、その結果、本研究の当初予想通り、文の生産性について動詞の優位性を確認することができた。それによって、思考型英会話練習法のモデル化を作成することができた。研究発表では、8月にはAILA International Conferenceでポスター発表を、11月にはLET関東支部大会とATEM東日本支部大会では、其々研究発表を行い、多方面から助言を得、本研究の認知と普及に努めた。論文では、専修大学外国語教育論集 第43号に「思考型英会話学習法の応用言語学からの試み~アンケートによる学習評価を中心に~」が掲載された。以上、当該年度の研究実績から、交付申請時の想定を超えた更なる課題が得られた。be動詞の扱い、be動詞と形容詞との結束性、動詞の分類、言語操作時の思考、インプットとアウトプットからの議論、スピーチの評価法等である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
キューワード効果実験、分析と検証、研究発表、論文n等、研究の目的をそれぞれ達成した。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度は当該研究の最終年度として、「キューワードの応用・汎用性」に加えて、be動詞の扱い、be動詞と形容詞との結束性、「動詞の分類」「言語操作時の「思考」、「インプットとアウトプットからの議論」「スピーチの評価法」について検討すると共に、本研究全体を論文にまとめると共に、教材開発を行う。
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Causes of Carryover |
次年度に繰り越された海外学会発表が2件予定されており、このための旅費分が次年度に生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度に繰り越された海外学会研究発表2件(香港・韓国)の旅費と参加費、国内学会参加の旅費と参加費、書籍出版費、物品費、その他を予定している。
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Research Products
(4 results)