2017 Fiscal Year Annual Research Report
On the Development of a Syllabus of Language Competence with reference to Fluency in English Teaching through Elementary and Junior High Schools.
Project/Area Number |
25370659
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Research Institution | Nagoya Gakuin University |
Principal Investigator |
柳 善和 名古屋学院大学, 外国語学部, 教授 (40220181)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 美由紀 愛知教育大学, 教育実践研究科, 教授 (30301617)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 英語教育 / シラバス / 第2言語習得 / 流暢性 / 初等教育と中等教育の連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
小学校から中学校にかけての児童・生徒の英語能力の変化(それぞれの学年での英語能力の現状も含む)、及び小学校英語教育と中学校英語教育の繋がりについて29年度は2つの研究論文を発表した。 1つは、小学校英語教育における「読むこと」「書くこと」の能力の育成、及び他教科との教科横断的指導をCLIL(教科内容と言語能力の統合型指導)に関係させた研究について、「CLILを活用した「読むこと」の指導―絵本教材を活用して」として口頭発表し(第47回中部地区英語教育学会、信州大学)、同名の論文として『中部地区英語教育学会紀要』第47号に掲載した。小学校英語教育における「読むこと」の能力(それにともなって「書くこと」への気づき)について、絵本の導入によってどのような効果が期待されるかを具体的な絵本を例示しながら論じたものである。 もう1つは、小学校英語教育におけるモジュール学習(短時間学習を継続して1週間に複数回実施するもの)の実践が「読むこと」「書くこと」の能力育成にどのように活用できるかについて、「モジュール学習を活用した小学校高学年の英語教育の実践―「読むこと」「書くこと」を中心に」として口頭発表し(第17回小学校英語教育学会兵庫大会、神戸市外国語大学)、同名の論文として『愛知教育大学研究報告人文・社会科学編』第67輯(2)に掲載した。 他に、小学校3年生の英語能力及び学習への意識についてのデータを「小学校3年生の実態に関する研究」として口頭発表した(第47回中部地区英語教育学会、信州大学)。 また、海外の小学校と中学校の外国語教育の接続にかかる研究として、平成29年8月にオーストラリア、メルボルンに出張し、現地の中等学校(中等教育の一貫校)2校(公立、私立各1校ずつ)、小学校1校(私立)を訪問し、それぞれの学校での外国語教育の実状を聞き取り調査し、実際の授業を参観した。
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