2014 Fiscal Year Research-status Report
中国語教育におけるワンコンテンツ・マルチユースに基づく実践的教材共有のモデル化
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25370665
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
紅粉 芳恵 京都産業大学, 全学共通教育センター, 講師 (60580040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
氷野 善寛 関西大学, アジア文化研究センター, ポスト・ドクトラルフェロー (80512706)
奥村 佳代子 関西大学, 外国語学部, 教授 (10368194)
沈 国威 関西大学, 外国語学部, 教授 (50258125)
内田 慶市 関西大学, 外国語学部, 教授 (60115293)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | コンテンツデータベース / 教材共有 / アーカイヴズ |
Outline of Annual Research Achievements |
コンテンツ及びデータベースに関しては、4月に一般公開した中国語学習者と教師のためのサイト『中国語学習ジャーナルCinese Station』(http://www.ch-station.org/)上に25年度に作成した会話動画140本とインタビュー動画9本を公開。また写真・動画・資料などをログイン不要で共有利用できる「中国語教育学習コンテンツデータベース」(http://www.chlang.org/contents.php)を一般公開し、次年度以降はこのデータベースの内容を充実させていく予定である。 一般向けの講演の一つ目は7月26日(土)に外国語ワークショップ「プチITを利用した外国語教育の実践」を開催した。このワークショップでは本科研メンバー3名以外に外部から5名の報告者を招き、授業に取り入れやすいICTの利用、活用法について発表を行った。動画等はhttp://www.ch-station.org/ws2014/で公開。二つ目は1960年代から70年代に中国語を学ばれた先生方に講義や模擬授業、中国語との関わりについてお話いただき、それを映像化して後世に残そうという企画『中国語“知”のアーカイヴズ』の第一弾として、12月21日(日)に「私と中国語」というテーマでの佐藤晴彦神戸市外国語大学名誉教授と日下恒夫関西大学教授による対談、及び佐藤名誉教授の模擬授業を開催した。詳細はhttp://www.ch-station.org/chn-archive0001/とhttp://www.ch-station.org/chn-archive0002/で公開。この『中国語“知”のアーカイヴズ』は次年度以降も継続して一般向けに開催していく予定である。 また2月28日(土)には中国語教授法研究会(http://www.ch-station.org/stmc/)第2回研究例会の協賛を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
26年度は「中国語教育学習コンテンツデータベース」の運用初年度となり、動画教材、単語学習アプリ、写真などのコンテンツを本研究メンバーや外部から募って蓄積中である。ワークショップやFacebook等でこのサイトについて告知し、多くの人にこのデータベースを利用してもらうと同時にデータの提供を呼びかけているので、今後更にこのデータベースは充実していくと思われる。研究2年目の今年度は研究の一端を社会に公開するために2回ワークショップを開催した。1回目の7月の「プチITを利用した外国語教育の実践」は105名、2回目の12月の『中国語“知”のアーカイヴズ』は160名の参加者があり、ワークショップの内容に対する参加者の感想はともに高評価であった。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は本研究の最終年度であるため、研究内容を社会に公開することを目的として8月上旬と12月下旬にワークショップ並びにシンポジウムを開催する予定で、現在講演者への依頼など下準備を着々と進めているところである。コンテンツの作成及びデータベースに関しては、プラットフォームである「中国語教育学習コンテンツデータベース」の運用第2年となる27年度はデータをより充実させるために、今年度に引き続きワークショップやFacebook等でこのサイトの認知度を高め、データの提供を広く、積極的に外部に求めていく方針である。
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Causes of Carryover |
26年度に「中国語”知”のアーカイヴズ」シリーズの第2弾を計画していたが、講演者との時間的な折り合いが付かず、次年度開催となったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度は最終年度となるため、シンポジウムと「中国語”知”のアーカイヴズ」シリーズの開催を計画している。関東在住の先生を複数名お呼びする予定であるため交通費・宿泊費・謝金が必要となる。また、システムのマイナーチェンジ費用、最終年度の報告書印刷費用が発生するため、それらに使用したい。
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Research Products
(12 results)