2013 Fiscal Year Research-status Report
小学校外国語活動における効果的なティーム・ティーチングのための現職教員研修の開発
Project/Area Number |
25370721
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Akita International University |
Principal Investigator |
町田 智久 国際教養大学, 国際教養学部, 助教 (40648771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 有紀 国際教養大学, 国際教養学部, 講師 (00381343)
内田 浩樹 国際教養大学, 国際教養学部, 教授 (70310589)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小学校 / 外国語教育 / 教員研修 |
Research Abstract |
小学校外国語活動に向けた教員研修の開発という目的に対して、平成25年度は①近隣諸国におけるティーム・ティーチングの事例分析、②秋田県内における小学校でのティーム・ティーチングの実態分析を中心に実施した。 「近隣諸国におけるティーム・ティーチングの事例分析」では、日本と同じく外国語としての英語教育の状況で、早くから小学校英語教育を開始している韓国と台湾での実地調査をおこなった。韓国へは9月29日から10月4日までの6日間滞在し、2つの公立小学校と1つの私立小学校、それにソウル市教員研修センターと英語村(自治体が運営する英語のテーマパーク)を訪問した。各小学校では授業見学とともに、指導教員や校長に対して英語の授業への取り組みへのインタビューをおこなった。教員研修センターでは、小学校教員の2週間の英語集中研修の一部を参観した。 台湾へは11月24日から11月29日までの6日間滞在し、台中市にある5つの公立小学校を訪問し、授業見学や担当教員へのインタビューをおこなった。台湾は早くから英語の選科教員制度を小学校で取り入れており、高い英語力を身につけた者が指導に当たっていた。さらに日本での指導主事にあたるような仕事を兼務している教員へのインタビューの機会も得て、小学校教員への英語研修の実態についても情報を得た。韓国と台湾での実地調査については帰国後に分析をし、本研究での教員研修開発に向けての基礎データとした。 「秋田県内における小学校でのティーム・ティーチングの実態分析」については、秋田県教育委員会の3つの教育事務所に協力を得ながら、県内の150校(66%)からアンケートを回収し分析をおこなった。また、同時におこなった小学校での授業及び打ち合わせの参観であるが、小学校の受け入れの都合等で当初の予定より少ない延べ8校で実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度に予定していた研究計画に対して、ほぼ順調に進捗しているといえる。近隣諸国での事例分析や県内小学校での実態分析も、予定通り実施し期待通りの成果を得ている。県内小学校における授業参観いついては、当初の予定を下回ったが、アンケート結果を補足するための参観であることから、8校で十分満足するデータは得られたため、研究計画全体への影響はない。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は順調に推移しており、今後の推進方策について特段の変更はない。今後も当初の研究計画に従い、進めていく。
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Research Products
(5 results)