2014 Fiscal Year Research-status Report
小学校外国語活動における効果的なティーム・ティーチングのための現職教員研修の開発
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25370721
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Research Institution | Akita International University |
Principal Investigator |
町田 智久 国際教養大学, 公私立大学の部局等, 助教 (40648771)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 有紀 福岡大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00381343) [Withdrawn]
内田 浩樹 国際教養大学, 公私立大学の部局等, 教授 (70310589)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 小学校 / 外国語教育 / 教員研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
小学校外国語活動に向けた教員研修の開発という目的に対して、平成26年度は①研修プログラムのパイロット版の作成、②秋田県内における小学校でのそのパイロット版の研修の実施・改善を中心に研究を進めた。 「研修プログラムのパイロット版の作成」では、90分×3回で終了する短期教員研修プログラムを作成した。5日間で実施する教員研修内容を概ね含んだ内容の短期プログラムである。3回のそれぞれのテーマを第1回「英語不安を和らげよう」、第2回「効果的な指導手順を学ぼう」、第3回「ALTと組んでティーム・ティーチングをやってみよう」とした。まず1回目で、英語不安に対する理解と日本人教師とALTの役割について学び、外国語活動の指導に対する心理的なバリアーを下げる。第2回目では、具体的な指導の手順や外国語指導で押さえるべきポイントについて理解を深める。そのうえで、第3回目で外国人指導助手との指導案作成や授業実施に向けた取り組みを行う。この3つの過程を経て、小学校教員の外国語不安軽減を進めていくこととした。 「パイロット版の研修の実施・改善」については、秋田県内の2つの小学校で校内研修会という形で実施した。参加校の募集は、秋田県教育委員会の協力を得て、プログラムの周知及び参加の呼びかけを行った。それぞれの小学校に、大学の教員とALT役の外国人留学生がそれぞれ赴き、研修を実施した。それぞれの小学校では、ほぼ全ての教員が参加しけんしゅうを実施した。校内研修会の開催時期は小学校により様々で、ほぼ1ヶ月以内で終了した小学校と、半年にわたり3回の研修を実施した学校とに別れた。研修の雰囲気も大規模な研修会場で行うものとは異なったが、参加教員にインタビューやアンケートを実施し、プログラムの改善点を探った。 来年度は、それらの改善点を生かしながら、秋田県教育委員会と協力して5日間の教員研修を実施していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成26年度に予定していた研究計画に対して、ほぼ順調に進捗しているといえる。教員研修のパイロット版の作成に関しても、当初の予定通り短期で修了できるものを作成した。実施に当たっては、秋田県教育委員会の協力も得ながら参加校を募り、校内研修という形式で当該小学校に出向いて実施した。参加者には、アンケートやインタビューを行いながら、プログラム全体に反映させられるべき改善点を探った。来年度は、研究の最終年度であるため、秋田県教育委員会と協力しながら改善すべきポイントに留意しながら5日間のプログラムを完成・実施させていく予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究は順調に推移しており、今後の推進方策について特段の変更はない。今後も当初の研究計画に従い、進めていく。
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Research Products
(4 results)