2016 Fiscal Year Annual Research Report
Cultural Adjustment of Japanese University Students Studying Abroad: The Traiangulation for Understanding the Process
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25370742
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
守崎 誠一 関西大学, 外国語学部, 教授 (30347520)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 異文化 / テキストアナリシス / 異文化適応 / 混合研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
2016年4月以降に回収がずれ込んだ4年生(2015年度卒業生の卒業時)のデータの入力を済ませることで、研究に必要なすべての量的データの回収・入力を終了した。それらすべての量的データに対して、これまで仮分析としておこなってきた分析を再度実施するとともに、データ量が増えたことでおこなうことが可能となった分析についても実施した。 これまでにも学生の留学中の記述を分析可能な形のテキストデータに移し替える作業をおこなってきたが、今年度についても引き続き分析対象となるテキストデータを増やす作業をおこなった。それらテキストデータに対して、解析を加えながらデータを精査するとともに、データの特徴をよりよくとらえるための方法論について探索をおこなった。 量的なデータと質的なデータ(テキストデータ)を複数のタグによって紐づけし、量的データと質的データの間での関連性・独立性を探るための分析をおこなった。それにより、量的なデータと質的なデータそれぞれの特徴と共通性について明らかにすることを試みた。 量的なデータに対して質的なデータ(量的処理をおこなったテキストデータ)を組み入れる形でデータ全体の構造をよりよく説明できるモデルの構築に向けた探索をおこなった。それらモデルを基にして、学生が持つさまざまな属性によってどのようなモデル間の違いがあるのかないのかを探ることで、異文化への適応に影響力の強い属性の特定を試みた。 これまでの研究の全体を総括するとともに、本研究から明らかとなった今後の研究課題や問題点についてまとめた。特に、本研究で試みた学生の留学中の語りの収集・分析に関する新たな方法論について、その可能性と克服すべき課題についてまとめた。
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