2015 Fiscal Year Annual Research Report
英国の教育・スポーツ分野の子ども保護法制度の現状と課題-我が国への導入に向けて
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25380078
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Research Institution | National Institute of Fitness and Sports in Kanoya |
Principal Investigator |
森 克己 鹿屋体育大学, その他部局等, 教授 (60343373)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中本 浩揮 鹿屋体育大学, その他部局等, 准教授 (10423732)
山田 理恵 鹿屋体育大学, その他部局等, 教授 (60315447)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | チャイルド・プロテクション / 子ども / スポーツ指導 / 暴力 / 虐待 / 体罰 / CPSU / イギリス |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、3年間の集大成として、以下のCPに関する国際シンポジウムを開催した。 1.シンポジウムテーマ「体育・スポーツ分野における子ども保護法制度導入の意義と課題-イギリスの制度に倣って」、2.日時:2015年11月29日(日)10時30分~16時00分、3.会場:鹿屋体育大学東京サテライトキャンパス134講義室、参加者等:合計:73名 4.内容:(1)午前の部(10:30~12:00):・基調講演Ⅰ:「体育・スポーツにおける子どもへの体罰・虐待を考える」小宮山悟氏(野球評論家、NHK MLB解説者)、・基調講演Ⅱ:「イギリスにおけるスポーツに関わる子ども及び青年の福祉を守るためのNSPCC CPSUの役割-スポーツ界との連携・協働の実態」Anne Tiivas氏(NSPCC CPSU director)(2)午後の部(13:00~16:00):1)第1部:講演(各25分): ①「スポーツにおける子どもの国際的保護:『子ども』を中心としたより安全な組織の構築」Dr.Daniel Rhind(ブルーネル大学)、②「BJAによる子ども保護制度の内容と課題-柔道のコーチングの在り方との関連を中心として」Dr.Mike Callan(国際柔道研究者会会長)、③「イギリスにおける体育、学校及びコミュニティスポーツにおける体罰及び虐待の防止」Dr. Melanie Lang(エッジ・ヒル大学)、④「我が国の体育・スポーツ指導における子どもに対する体罰・虐待防止の現状と制度改革の方向性」森克己(鹿屋体育大学)、2)第2部:パネルディスカッション(14:50~15:40)講演者全員による。 5.シンポジウム全体の結論:イギリスの先進的制度に倣い、日本にCP制度を導入するに当たっては、NSPCC CPSUのような専門機関の導入が必要であり、今後広く社会にCP制度導入を呼びかけることが確認された。
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Research Products
(7 results)