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2014 Fiscal Year Research-status Report

科学的知見と政策決定―マグロ国際資源管理枠組みの比較研究

Research Project

Project/Area Number 25380216
Research InstitutionRitsumeikan Asia Pacific University

Principal Investigator

佐藤 洋一郎  立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (90569782)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords国際漁業資源管理 / 政治学 / 国際法学 / グローバル・イシュー / 国際環境ガバナンス
Outline of Annual Research Achievements

本研究で扱う予定の国際マグロ資源管理機構のうちみなみまぐろ保存委員会に関する聞き取り調査を行った。11月に東京、アデレード、ホバート(タスマニア)の3箇所でミナミマグロの資源量評価に携わる科学者や、業界代表者との面会聞き取り調査を行い、資源量評価手法における対立点や問題点についての情報を収集してきた。東京では予定していた面会者の一部に会えず、再度日程を調整して面会を依頼することとなった。オーストラリアでも一部予定していた政策担当者とのアポイントメントが取れず、面会が出来なかったが、その他の面会者から充分な情報が取れたと判断したため、予定を早めて切り上げた。
さらに、2月には米国ルイジアナ州ニューオーリンズで開催された、国際研究学会(ISA)の年次総会に参加した。この会合では、国際漁業管理を専門とする数少ない研究者が集まったパネルに出席し、米国や南米、日本などから集まった専門家とネットワークを形成することが出来た。
当初研究計画では、国際管理体制のしっかりと立ち上がっていない太平洋クロマグロについては2次的な優先順位としていたが、昨年初めて漁獲規制が導入されるなど、資源量の低下が深刻になってきていることから、これについても当初予定より深く見てみることとしたい。大西洋クロマグロを捕獲している中米の国のケースとしてパナマでの聞き取り調査を当初予定していたが、太平洋クロマグロのほうで重要なアクターとなるメキシコへ調査対象を切り替えることも検討している。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

英語の文献資料の整理を効果的に行える研究助手が、平成26年度中確保できず、資料収集に遅れが出た。

Strategy for Future Research Activity

平成27年度 英国(ロンドン)、ポルトガル(リズボン)、スペイン(マドリッド)、イタリア(ローマ)、チュニジア(チュニス)―訪問調査(政府水産外交担当者、水産科学者―科学委員会メンバー、大西洋マグロ類保存委員会事務局メンバー面会聞き取り)
鹿児島―鹿児島大学マグロ養殖エキスパートへの面会聞き取り調査、養殖場見学。アトランタ―International Studies Association年次総会参加。仙台―日本国際政治学会年次総会参加。

平成28年度 開催地未定(国内、経費計算上は東京としてある)―日本国際政治学会年次総会参加。東京、韓国(ソウル)、台湾(台北)、ワシントン、パナマ(またはメキシコ)―訪問調査(政府水産外交担当者、水産科学者―科学委員会メンバー面会聞き取り)。和歌山―近畿大学マグロ養殖エキスパートへの面会聞き取り調査、養殖場見学。

Causes of Carryover

研究助手が確保できなかったため、人件費支払いが無かった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成27年6月以降、研究助手の確保の見込みが立ったので、資料収集を加速したい。

URL: 

Published: 2016-05-27  

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