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2015 Fiscal Year Annual Research Report

債券リスクプレミアムの変動要因に関する実証研究

Research Project

Project/Area Number 25380394
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

福田 祐一  大阪大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (00243147)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords債券リスクプレミアム / 株式リスクプレミアム
Outline of Annual Research Achievements

今年度は、国債のリスクプレミアムに対して、国債のスポットレートから計算されるフォワードレートにより構成されるファクターが説明力を持つかどうかに関する分析を行った。リーマンショックなどの影響を考慮して、1981年から2007年までのデータを用いて分析したところ、フォワードレートから構成されるファクターは、1年から5年までの満期の国債のリスクプレミアムに対して有効な説明力を持っていることが明らかにされた。また、先行研究同様に、フォワードレートから構成されるファクターと国債と同じ満期のフォワードレートと短期金利の差であるフォワードスプレッドとの間で説明力を比較したところ、フォワードレートファクターがより有効な説明力を持つことも明らかにされた。そこで、フォワードレートファクターから構成される確率割引因子により、資産価格決定モデルの枠組みでGMM推定したところ、確率割引因子の有効性を示す結果が得られた。以上の実証結果は、先行研究において米国のデータにより得られたものと同様である。このことは、日米で国債の保有主体は大きく異なっているものの、リスクプレミアムの決定要因は日米で大きく異なってはいないことを示している。
また、債券リスクプレミアムに関する研究と並行して、株式リスクプレミアムに関する研究も行った。株価純資産倍率の低いバリュー株式とその比率の高いグロース株式では、前者の株式リターンが高いことが知られており、バリュープレミアムと呼ばれている。日本のデータを用いて、このプレミアムと、企業のキャッシュフローのタイミングの違いを示す株式デュレーションと呼ばれる指標との関係を分析し、関連を支持する結果を得た。

  • Research Products

    (2 results)

All 2015 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results,  Acknowledgement Compliant: 1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] Value Premium and Implied Equity Duration in the Japanese Stock Market2015

    • Author(s)
      Yuichi Fukuta, Akiko Yamane
    • Journal Title

      Journal of International Financial Markets, Institutions and Money

      Volume: 39 Pages: 102-121

    • DOI

      10.1016/j.intfin.2015.05.007

    • Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
  • [Remarks] http://www.dma.jim.osaka-u.ac.jp/view?l=ja&u=7278

URL: 

Published: 2017-01-06  

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