2015 Fiscal Year Annual Research Report
戦間期と高度成長期における鉄鋼の企業間取引の比較研究
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25380447
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
金 容度 法政大学, 経営学部, 教授 (70350212)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 日本経営史 / 日本経済史 / 鉄鋼 / 企業間関係 / 企業間取引 / 高度成長期 / 戦間期 / 比較研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成25年度には、造船企業の鋼材調達に関する公表資料や経営1次資料の収集を行うとともに、九州国際大学を訪問して、八幡製鉄及び日本製鉄の戦間期の鉄鋼販売に関する1次史料を収集した。また、米ピッツバーグのHistorical Society of Western PennsylvaniaでCarnegie Steel Paperなどの史料を収集した。 平成26年度には、米ポートランドで開催されたISA(Industry Studies Association)年次大会で高度成長期日本の鉄鋼取引についての研究発表を行うと共に、米ワシントン州シアトルのワシントン州立大学で、日本の鉄鋼取引史についての研究成果を報告し、意見交換を行った。 最終年度の平成27年度には、国際学会で研究報告を行うと共に、英文の著書及び英文の論文を完成した。まず、研究報告については、本研究代表者は世界経済史会議(WEHC、World Economic History Congress)2015で、企業間関係の国際比較セッションのオーガナイザーとして、アメリカ、韓国、日本の研究者、合計6名共同で、研究成果を報告しており、その中で、本研究者は、日本の戦間期の鉄鋼取引についての研究報告を行った。また、戦間期と高度成長期の鉄鋼取引の比較研究成果を中心に、工作機械、IC、液晶部材の企業間取引史も分析した成果を英文単著として出版した(Yongdo Kim,The Dynamics of Inter-firm Relationships: Markets and Organization in Japan. Cheltenham: Edward Elgar Publishing Ltd.,2015)。それに、戦間期日本の造船用鋼材の企業間取引についての英文論文を完成して法政大学内の紀要である『経営志林』に掲載した。
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Research Products
(3 results)