2014 Fiscal Year Research-status Report
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25380460
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
吉森 賢 横浜国立大学, 国際社会科学研究院, 名誉教授 (20182834)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 企業衰退 / カリスマ / 経営者の責任転換 / 企業戦略 / 保護主義 / 多角化 / 自己満足 / 顧客軽視 |
Outline of Annual Research Achievements |
日米欧諸国におけるかっての世界市場の首位企業が衰退した事例を分析した結果、アメリカの自動車企業、鉄鋼企業は日本や他国との競争にさらされた場合、これらの経営者は問題を政治家し、輸出国のダンピングなどに責任を転嫁した。この結果政府は保護主義を発動させた、これが今日の両産業の衰退を招いたことが明らかとなった。。 また製品の世界的革新性にあまりにも長期に誇りを抱いたため新興企業の革新力を軽視し、新興企業から学ぶ謙虚さをうしなったための企業衰退を招いた。これは日本の家電企業、ドイツのカメラ企業など事例を分析した。経営環境への適応が迅速でないための衰退事例としてはコダック対富士フィルムを調査した。またカリスマ経営者が長期にその職にあったため後継者が育たなく企業が衰退した例としてソニー、クルップなどがある。 従業員福祉、公益活動を重視し過ぎ競争力を失ったための衰退した企業としてツァイスを調査した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
横浜経営研究における研究成果を発表し、また別記のように日本経営学会、企業家研究フォーラム、ファミリービジネス学会などにおいて招待講演などを行った。
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Strategy for Future Research Activity |
研究成果の一部は今年度中にNTT出版により出版される予定である。その後はこれまで分析した関連文献、論文の裏付けを行うために研究対象国の英国、ドイツ、フランス、アメリカの研究者および実務家との聞き取り調査を行う。、
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Research Products
(4 results)