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2015 Fiscal Year Research-status Report

協働と自律行動のマネジメント

Research Project

Project/Area Number 25380463
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

鈴木 竜太  神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80295568)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywords情報の開放性 / 援助行動 / 進取的行動 / リーダー行動
Outline of Annual Research Achievements

本年は、主たる研究実績として4点を行った。1つは、職場における自律行動に関する質問紙調査の設計である。この調査では、職場の状況とリーダー行動の自律的行動に対する影響を明らかにすることを目的として設計された。具体的には、職場状況として仕事における相互依存性を取り上げ、リーダー行動としてボトムラインメンタリティと呼ばれる最終的な結果に拘るリーダー行動を取り上げた。また自律的行動としては援助行動や進取的行動をとりあげ、この分析フレームワークに基づき質問紙を作成し、データを得た。2つ目に、すでに得られたデータをもとに、職場における情報の開放性と自律的行動の関係に関する論文を執筆した(論文の掲載は次年度の予定)。この論文では、職場において他部門の情報が入ってくることが多いこと、つまり外的な開放性が高いほど、自律的な行動につながることが示された。3つ目に、前年度取得したデータのうち、キャリアに拘る論文を執筆した。論文ではキャリアにおける覚悟に注目し、キャリアの選択肢が多いことがより多くのキャリア満足ならびにキャリア行動へ結びつくわけではなく、選択肢が少なくとも覚悟があることで自律的にキャリアを歩むことがデータから示された。4つ目に職場における協働を分析することを目的として、編集者と漫画家の協働と創造性の創出に関してインタビューによる質的調査を実施した。漫画は著者名で発表されるが、実際の多くのケースでは編集者との協働で行われることも少なくない。これらの協働について、編集者と漫画家に対してインタビューを行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

国際学会への発表は行われていないが、データの取得ならびに論文の執筆は順調に行っている。

Strategy for Future Research Activity

最終年度となる来年度は、上記の得られたデータをもとに分析と論文の執筆ならびに発表を目指していく。

Causes of Carryover

論文の完成が遅れ、英語論文の校正などの費用が後ろ倒しになったため

Expenditure Plan for Carryover Budget

次年度以降、論文の執筆状況にあわせて英文校正費用として使用する

  • Research Products

    (2 results)

All 2016 2015

All Journal Article (2 results) (of which Acknowledgement Compliant: 1 results)

  • [Journal Article] 開かれた職場は主体的行動をもたらす2016

    • Author(s)
      鈴木竜太・砂口文兵
    • Journal Title

      一橋ビジネスレビュー

      Volume: 64 Pages: 印刷中

  • [Journal Article] キャリアについての見通しが幸福感に与える影響について2015

    • Author(s)
      加藤一郎・鈴木竜太
    • Journal Title

      釧路公立大学紀要 社会科学研究

      Volume: 28 Pages: 45-57

    • Acknowledgement Compliant

URL: 

Published: 2017-01-06  

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