2014 Fiscal Year Research-status Report
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25380497
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| Research Institution | Fukushima University |
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Principal Investigator |
董 彦文 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (90292458)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | セル生産 / 人的要因 / 実験研究 / 統計解析 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
H26年度では，主に因子分析手法を用いて，作業時間やアンケート調査などの観測可能なデータから，作業者の作業意欲や取組姿勢などの直接観測できない要因を特定のうえ，それらの影響を調べた。また，製品組み立て作業の全体ではなく，個別作業の特性と必要な作業者の適性との関連についても，データ収集と集計方法を変えながら，解析作業を進めた。この結果，すべての作業に対して，その作業に対する先入観と作業者の好き嫌いが作業効率に有意な影響を与えることが検証できた。作業者の器用さや取組姿勢などの要因は一部の複雑な作業に対する影響が検証できたものの，他の作業に対して顕著な影響は見られなかった。
これらの結果はすでにH26年5月の国際会議CMS2014と9月の国際会議ICIM2014にて発表し，また日本国内の学会にも3回報告した。とくに日本設備管理学会平成26年度秋季研究発表大会で結果を報告したところ，多数の企業の方から興味を示され，発表後の質疑が多く，情報提供の要望も１件あった。
アンケート調査結果の有効性と信頼性について，さまざまな統計検定手法を活用して検証したところ，一部の作業者からの回答はかなり主観的で，本人の作業効率からかけ離れていることが確認できた。これらの客観的でない回答が存在しているために，作業者の人的特性と作業効率との関連は正しく評価できないだけでなく，アンケートまたは作業適性自己診断シートの有効性もかなり損なわれてしまう。この課題を解決するために，２つの視点から着手し研究を進めている。一つは標準作業時間の提示などを通じて作業者に客観的に回答してもらう手法を提案する。もう一つは心理学の手法を導入し，主観的回答を発見し，自動的に校正する方法を提案する。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
作業効率と人的要因との関連に関する解析作業は，計画のとおり進めているが，個別作業の特性と必要な作業者適性に関しては，セル生産実験に際して，従来より詳しくデータを収集する必要があり，作業者の作業測定とアンケート回答時間が増えてしまう。このため，回収されたデータの中で無効なものが増えて，データの選別と一定数以上の標本データの確保で苦労している。
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| Strategy for Future Research Activity |
アンケート調査や適性自己診断シートの記入に際して，作業者の回答が100%で客観的なものであることを保証できないので，心理学の手法を導入し，主観的回答を発見し，自動的に校正する方法の提案に力を入れて，研究を進めていく。また，作業者の判断にゆだねるアンケート調査と自己診断シートだけでなく，何らかの測定キットを開発する必要がある。これについても検討していく。
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| Causes of Carryover |
発注物品の値引きが大きかった。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
物品費として利用する
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