2013 Fiscal Year Research-status Report
アジアの産業クラスター形成とイノベーション・システムのメカニズム解明
Project/Area Number |
25380498
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
税所 哲郎 群馬大学, 社会情報学部, 教授 (80386870)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | イノベーション / 産業クラスター / 産業集積 / アジア / 地域政策 / スマートシティ |
Research Abstract |
2013年度は、以下の①~⑤の活動を行った。①7回の海外調査:2013年4月横浜企業経営支援財団ベトナムダナン・ホーチミン投資環境視察ミッション、2013年8月工業経営研究学会ミャンマー視察会、2013年8月九州経済国際化推進機構・九州ベトナム経済交流ミッション2013、2013年10月日本アセアンセンター・ミャンマー投資環境視察ミッション、2013年12月iCRAFT JPNミャンマー視察会、2014年2月日本アセアンセンター・カンボジア投資環境視察ミッション、2014年3月アジア起業家村ベトナム南部視察ミッションに参加、アジア各国の産業集積地、及び産業クラスターに関連する諸組織・諸機関の現地調査の実施を行った。 ②3回の国内調査:2013年7月日立製作所・日立地区スマートシティ実証試験見学会、2013年7月工業経営研究学会フレックスジャパン工場見学会、2013年9月日越投資及び科学技術協力フォーラムに参加、産業集積地及び産業クラスターに関連する諸組織・諸機関の現地調査の実施を行った。 ③3回の研究会:経営情報学会情報化社会とスマートシティ戦略研究部会(主査・税所)共催の研究会、2013年4月環境ビジネスの現状と展望~スマートシティ社会を目指して~、2013年9月市民参加とスマートコミュニティ、2014年2月日立のスマートシティ実現への取り組みを開催し、参加者間で議論を深めた。 ④2回の講演:2013年6月ナレッジプール第21回講演会・現代組織の情報セキュリティ・マネジメント、2014年2月SDC検証審査協会第6回SDCフォーラム講演会・中国天津エコシティにおけるスマートシティ戦略で講演を行った。 ⑤3回の学会報告:2013年9月生産管理国際大会(ICPM2013 in Vietnam)、2013年5月日本情報経営学会第66回全国大会・自由論題、2014年2月第20回社会情報システム学シンポジウムにて研究発表を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外および国内の現地調査の実施については、数度の訪問調査を行うことで、産業集積および産業クラスターに関する新しい知見を得ることができ、ほぼ計画通りの調査状況の収集が行えている。 本年度は調査に関しての期待以上の成果を得ることができたので、これらの調査内容について分析の深化を図る。収集した調査内容の分析については、来年度以降に本格実施を行うこととした。そのため、論文作成については遅れが生じている。他は順調に推移している。
|
Strategy for Future Research Activity |
本年度に収集したフィールド調査の結果の詳細な分析を行う。また、分析した結果は、学会や研究会での研究発表を行い、引き続いて査読論文の作成へと結びつけていくことで、広く情報発信していく計画である。 来年度も引き続いて、国内外において数度の訪問調査を行い、フィールド調査を予定である。その他、日本情報経営学会の研究プロジェクト・スマート・シティ戦略の推進とイノベーションの創出(代表者・税所)共催の研究会を実施し、大学や研究機関の研究者、及び企業人、行政官、コンサルタント、アナリストといった様々な立場の専門家の方から広く意見やコメント、指摘事項を求めていく。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初、予定していた物品が年度末に納入が間に合わず購入しなかったために残額が発生した。次年度には、執行する予定である。 設備備品については、本年度から繰り越した物品費は来年度使用する。図書の購入については、本年度は行っていないので、来年度に使用する予定である。旅費については、来年度も国内外において数度の出張を行い、フィールド調査を予定である。また、訪問調査・研究のほかに、研究成果の報告・発表として、国内外での学会や研究会での報告(研究発表)を予定している。なお、インタビューの文字起こし、およびデータ入力は来年度も引き続き発生する。
|
Research Products
(11 results)