2015 Fiscal Year Annual Research Report
日本企業の新興国市場向け直接投資と企業間ネットワークに関する実証研究
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25380528
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
竹之内 秀行 上智大学, 経済学部, 教授 (90297177)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 泰浩 桜美林大学, 経済・経営学系, 准教授 (50296224)
高橋 意智郎 実践女子大学, 人間社会学部, 准教授 (80407220)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 海外直接投資 / 新興国市場 / 企業間ネットワーク / 相互依存的投資行動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、新興国市場への参入における日本企業の海外直接投資行動パターン、特に企業間の相互依存的海外投資行動について研究を行った。その際には、当該企業の企業間ネットワークに着目した。対象としては、1987年~2005年における日系自動車部品メーカーの対中投資を扱った まず、1987年~2005年における日系自動車部品メーカーの対中投資に関するデータベースの構築と精緻化に取り組んだ。加えて、日系自動車部品メーカーの企業間ネットワークに関するデータ収集を行った。そのデータベースに基づいて実証研究を行った結果、いくつかの発見をすることができた。第1に、日系自動車部品メーカーは中国市場における立地選択にあたって、同業他社の多く進出している地域を選択する傾向にあるが、過度に同業他社の進出が進んだ場合にはその地域を避ける傾向のあることが分かった。第2に、すべての同業他社が日系自動車部品メーカーの立地選択へ同じような影響を及ぼすわけではなく、取引先を共有する同業他社の影響が強いことが分かった。第3に、取引先との関係(取引先を共有する同業他社)と部品カテゴリー(同じカテゴリーの部品を製造する同業他社)を同時に考慮すると、タイプに応じて影響が異なることが分かった。特に、「取引先の共有あり&同一部品カテゴリー」の同業他社と「取引先の共有無し&異なる部品カテゴリー」の同業他社が立地している地域を避ける傾向にあることが分かった。 これらの研究成果については、2015 Society for the Advancement of Socio-Economics(SASE)の27th Annual Conferences(London, July 2-4)ならびに、国際ビジネス研究学会九州部会(九州産業大学、3月5日)において報告を行ったほか、研究成果の一部を論文として公開した。
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Research Products
(6 results)
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[Presentation] 日本企業の立地戦略2016
Author(s)
齋藤泰浩・竹之内秀行
Organizer
国際ビジネス研究学会九州部会
Place of Presentation
九州産業大学(福岡県・福岡市)
Year and Date
2016-03-05 – 2016-03-05
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