2015 Fiscal Year Annual Research Report
アジア新興市場における共生型の異文化マネジメントモデルの探求
Project/Area Number |
25380543
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
太田 正孝 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (00123068)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池上 重輔 早稲田大学, 商学学術院, 准教授 (30468855)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 異文化マネジメント / 国際知識移転 / 組織効果 / グローバルリーダーシップ / サービスビジネスの国際化 / アジア新興市場 / 多国籍企業の本社-子会社関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度として、過去3年の研究成果に結びつく活動に従事した結果、複数の図書、論文、研究発表、ケースの形で内外に発信することができた。1冊目の図書『異文化マネジメントの理論と実践』は、本研究課題の最大のテーマであるCDEスキーマの観点からユニークな分析を試みている。理論的視点からだけでなく、企業が海外市場で直面する現実の課題について電通、ヤマトなどの事例に基づきCDEスキーマの意義を提起している。編集上の理由から2015年度内の完成に間に合わなかったが4月5日に刊行された。2冊目の図書『文化を超えるCEOリーダーシップ』は世界的研究グループであるGLOBEの最新書"Strategic Leadership Across Cultures"の日本語版であり、太田が監訳者ならびに1章分の専門的解説を加えた。本書も編集上の理由から計画が遅れたが6月中に出版される。本書は本研究課題を裏打ちする先端的な研究成果であるため、8月に米国アナハイムで開催されるAcademy of Management Annual Meeting での発表が受理された2本の国際共同研究 "How Do MNEs Leverage Foreigness as an Asset? A Field Study of NISSAN’S Leadership" ならびに "A Comparison of Leadership Effectiveness among China, Japan, and Korea: Crossvergence Perspective" の成果に大きな影響を与えるとともに、8月にアナハイムで太田がGLOBE初の日本メンバーになる運びである。また、IMDの研究仲間と共同執筆した TA-Q-BINのビジネスモデルの知識移転に関する国際共同ケースもさらなる可能性を有する重要な成果である。
|
Research Products
(13 results)