2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25380558
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Nakamura Gakuen College |
Principal Investigator |
浅岡 由美 中村学園大学, 流通科学部, 教授 (40280250)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | インドネシア / 家電量販店 |
Research Abstract |
平成25年度の主な予定は、1)国内での予備調査、2)海外における調査であった。1)国内での予備調査として先行研究のレビューと整理を行い、地方都市の中堅大学の大学生のアジア諸国での就業意欲に関する予備調査としてインタビュー調査を実施した。この調査にもとづき、調査票を作成し、次年度の本調査に向けての準備を完了した。また、海外進出企業としての調査対象企業を選定し、研究協力を依頼した。当初、台湾を訪問予定であったが、調査対象企業の都合で次年度に回すこととし、今年度の海外における調査としてインドネシア(ジャカルタ)を選定した。8月18日~23日に現地調査を行った。インドネシアにおける日本企業の進出状況について調査を行ったほか、事例研究の対象企業としてベスト電気株式会社(福岡市)を選定した。帰国前後には本社でインタビュー調査を行った。また、本学のプロジェクト研究予算を用いて韓国(ソウル)へは11月21日~24日に外食産業、数社で調査を実施して現状の把握に努めた。 インドネシアでの成果を整理し、小売業における現地化、人材の採用と育成に関して論文にまとめた。『家電量販店の国際展開~株式会社ベスト電気のインドネシア進出~』流通科学研究, Vol. 13, No. 2, P.1~P. 13, 2014.韓国での調査内容についても整理を行い、次年度の海外調査での調査結果をふまえて、日本の外食産業のアジア進出の現状と課題として論文に発表予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初に申請した研究予算の減額分について国内での調査を実施しなかったが、それ以外については、1)国内での予備調査、2)海外における調査ともにおおむね予定通りに進んだ。また、今年度中に実施しておく次年度の研究に向けての準備も完了したため。
|
Strategy for Future Research Activity |
当初に申請した研究予算の減額分については、研究対象国を減らすなどして対応する予定であるが、研究の推進そのものにはさほど影響はないものと考えている。平成26年度には台湾、およびマレーシアにおいて調査を実施予定である。 今年度で調査対象国が4か国となるため、調査終了後には成果を論文発表を行う予定である。 また、学生に向けたアジアでの就業以降に関する調査を実施し、結果を整理する。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度に人件費・謝金を伴わなかったため、残額が生じた。 アンケート調査のデータ整理などの人件費などに使用する。
|