2015 Fiscal Year Annual Research Report
交換後の顧客の消費プロセスにおけるマーケティングの研究
Project/Area Number |
25380565
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
村松 潤一 広島大学, 社会(科)学研究科, 教授 (30182132)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | S-Dロジック / Sロジック / 消費プロセスへの入り込み / 価値共創 / マーケティング |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、以下の調査分析、研究報告等を行った。 (1)価値共創と企業システムに関する調査分析-製造業の事例としては、ソニーマーケティング(株)の一眼カメラにおける価値共創マーケティングについて調査分析した。この事例においては、すでに「販売前」ではなく「販売後」にマーケティング活動の主眼が置かれ、顧客との関係構築に関連する様々な取り組みが行われていることが確認できた。(2)モデルの有効性の評価と包括的なマーケティング体系の提示(10月~3月)-本研究では、これまで顧客との価値共創を起点とした企業システムモデルをもとに、それぞれの事例を調査分析してきたが、モデルそのものの有効性が認められた。また、価値共創マーケティングは、新たな考え出された4Cアプローチによってその体系化が可能であることは明らかとなった。(3)研究報告等-調査分析の結果は、それぞれディスカッションペーパーに纏め、また、学会で研究報告した。さらに、理論研究及び実証研究の成果を書籍として公刊した。
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Research Products
(4 results)