2014 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25380634
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
中室 牧子 慶應義塾大学, 総合政策学部, 准教授 (20598403)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 実証分析 / 産官学連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、外国籍児童がいる自治体や企業と協力し、子どもの家庭環境、学習環境に関するアンケート調査および学力調査を実施した。学習環境については、タブレット学習を実施し、学習ログのビッグデータを得、解答のパターンが日本人の子どもとどのように異なっているかについて解析を開始している。
また、21世紀出生児縦断調査の個票データを用いて、「定住外国人の子どもの学習時間の決定要因」と題するディスカッションペーパーを執筆し、日本に在住年数の長い子供らの学習行動の分析を行った。この論文は内閣府経済社会研究所から発行され、現在査読つき雑誌に投稿し、修正を行っている。 http://www.esri.go.jp/jp/archive/e_dis/e_dis315/e_dis315.html
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
インターネット調査に関する分析は、おおむね終了し、現在執筆を開始している。それ以外にも自治体や企業と連携し、データ取得を行うことができているほか、21世紀出生児縦断調査の個票を用いた分析も行っているので、当初想定しているよりも多くの研究を実施することができている。
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Strategy for Future Research Activity |
最後の1年は、現在、すでに収集済みのデータを分析すること、執筆中の論文を完成させて投稿することに注力したい。
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Causes of Carryover |
データ収集を中心に行っていて、論文執筆の開始が遅れたため、英文校閲等の費用を次年度に回したかったから
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
英文校閲の費用に用いる
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Research Products
(3 results)