2014 Fiscal Year Research-status Report
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25380645
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
那須 壽 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40126438)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
草柳 千早 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (40245361)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 知の社会学 / 知の構造変動 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、(1) これまでに収集した資料ならびに作成したデータベースに基づきながらメンバーが各自、また共同で進めている研究をさらに深化・拡大させること、(2) 研究成果の一部を日本社会学会大会で報告し、部会参加者の質問や意見を次年度以降の研究につなげること、(3) 関連する情報、データを収集し、それらを次年度以降の研究に生かすためにデータベースを作成すること、を目的とした。 (1)について:メンバー各自が研究成果について報告をし、それをめぐって集中的に議論をするための研究会を4回(4月30日、7月26日、11月1日、12月30日)開催した。そこで報告されたテーマの一部を以下にあげておく。(i) 高等教育政策の変化とその社会的背景およびそれらと学知の在り方の関係、(ii) 社会学知の変化の方向性を見定めるための、日本社会学会会員調査(2009年実施)の再分析、(iii) 社会学関連学会の組織化の動向について、(iv) 社会学総合誌7誌(『社会学研究』『社会学評論』『ソシオロジ』『社会学論叢』『応用社会学研究』『社会学年誌』『社会学年報』)に1964年から2013年にかけて掲載されたすべての論文を通して見られる主題分野の動向について。 (2)について:第87回日本社会学会大会において、メンバー4名が研究報告を行った。 (3)について:新たに、(i) 国内における社会学関連学会の設立年、設立趣旨、会員数等の一覧、(ii)上記社会学総合誌7誌の掲載論文(1964~2013年)の分野別分類番号を付したデータベース、(iii)『社会学辞典』(福武他編、有斐閣、1958年)と『新社会学事典』(森岡他編、有斐閣、1993年)、『社会学小辞典』(濱島他編、有斐閣、1977年)と『社会学小辞典〔新版〕』(濱島他編、有斐閣、1997年)とを対比した場合の削除・追加された項目のデータベース、を作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度の研究目的は、これまでに収集した資料ならびに作成したベータベースと新たに収集した資料ならびにデータベースに基づきながら、社会学知の質的・量的な変化の在り方について、昨年度取りかかった研究をさらに焦点化し深めることにあったが、上述の各研究テーマに関して、論文および学会報告において一定の知見を報告することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、本科研費研究プロジェクトの最終年度にあたるため、これまでに明らかにしてきた学知の構造変動と社会の関係に関する知見を総括し、メンバーが独自に、また共同して取り組んでき研究テーマについて、メンバー間での議論を踏まえながら各自が論文を完成させ、それを報告書としてまとめる予定である。
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Causes of Carryover |
初年度において、データベース作成経費を想定よりも低く抑えることができ、その残額が発生していた。また、資料コピー・整理の人件費も、想定より支出が少なかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
コピーすべき資料、未整理の資料があるため、資料整理の人件費として支出する予定である。
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Research Products
(5 results)