2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
25380677
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
朝井 志歩 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (70405091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池尾 靖志 立命館大学, 産業社会学部, 非常勤講師 (20388177)
竹峰 誠一郎 明星大学, 人文学部, 准教授 (40523725)
熊本 博之 明星大学, 人文学部, 准教授 (80454007)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 米軍基地 / 環境 / 地域 / 被害 / 軍事 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度には、11月に沖縄の琉球大学で開催された日本平和学会2015年度秋季研究集会で、パッケージ企画1「軍事と地域社会 -岩国、辺野古、グアム」を立ち上げ、研究代表者と研究分担者ら3名が報告した。研究分担者の一人が司会を務め、シェフィールド大学教授のグレン・フック先生と神戸大学教授のロニー・アレキサンダー先生をコメンテーターとして招き、各報告に対してコメントをもらい、会場からの質疑に答えた。 本研究の研究成果として、研究代表者と研究分担者、連携研究者の計5名が執筆者として各自が章の執筆を担当する図書が法律文化社から刊行されることが決定した。そのため、各章の原稿の執筆に各自が取り組んだ。図書は全体で7章の構成であり、『地域から問う「安全保障」-不可視化される被害』という題名となる。2016年5月に脱稿し、2016年内に刊行予定である。 2015年度は5月、9月、3月に東京で研究会を3回開き、11月の日本平和学会でのパッケージ企画での報告について打ち合わせを行い、図書の原稿を持ち寄って各章の内容について議論した。また、各自のフィールド調査に基づき、各自が論文や学会発表という形で研究成果を出した。さらに、研究会の活動の発展のために、メンバーを増やすことが研究会で検討され、軍事活動によって生じる地域社会や環境への被害について研究している研究者を新たに2名加えて、2016年度以降の科研費の申請を行った。
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