2015 Fiscal Year Research-status Report
東アジアの地域文化に即した地域包括ケア人材育成の方法論に関する日中比較研究
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25380779
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
沈 潔 日本女子大学, 人間社会学部, 教授 (20305808)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 東アジア / 地域文化 / ケア人材教育 / 職業教育 / 中国 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度には、東アジア地域文化に適合するケア人材育成の方法論の構築に関する理論的、実践的課題の解明を重点に置きながら、職業教育及びスキルアップという生涯教育の在り方について検討した。また、東アジアの地域文化に適合するケア教育のプログラムをデザインし、実際の教育実践を試みた。 具体的に中国の実務家や研究者の協力を得て、日本のケア人材職業訓練の教育プログラムを中国の介護文化に合わせて修正し、修正されたプログラムを北京師範大学の教育訓練の現場で導入し、教育実験を行った。 また、中国及び台湾の実務家や研究者らとの意見交換を通じて、その教育実験によって明らかにされた方法論モデルの活用の課題について、ワークショップやレクチャーを行い、検討した。 12月に中国の学者を日本へ招き、ミニ国際シンポジウムを開催した。これまでの研究成果を社会に還元するように努力した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請当初に予定された本年度の課題研究は、おおむね達成した。すなわち、本年度の研究活動を通じて、教育実験によって明らかにした課題を研究協力者の間に共通する認識を得ることはできた。そして、方法論モデルの活用や普遍化のためにその問題点及び困難性の所在と特徴を洗い出した。 また、ミニ国際シンポジウムの開催や学会発表によって、研究成果を社会に還元するように努力した。 しかし、研究成果公表の一環として、本年度に予定されたもう一つのワークショップは、中国側の研究協力者の都合によって、延期することとなった。次年度に開催する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
28年年度では、追加調査を行いながら、延期となったワークショップを開催する。 また、研究成果を活用するためのアプローチを再検討すると共に、研究成果の公表を準備しておく予定である。
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Causes of Carryover |
次年度に使用額が生じた主な理由は、下記の通りです。 本年度に予定されたもう一つのワークショップは、中国側の研究協力者の都合によって、延期することとなった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次年度の使用計画について、追加調査を行いながら、延期となったワークショップを開催する。また、研究成果の活用するアプローチを再検討すると共に、研究成果の公表を準備しておく。
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