2013 Fiscal Year Research-status Report
障害者グループホーム・ケアホームと地域との関係形成支援の実態と課題に関する研究
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25380810
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Osaka Ohtani University |
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Principal Investigator |
船本 淑恵 大阪大谷大学, 人間社会学部, 准教授 (30454581)
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| Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| Keywords | 障害（児）者福祉 / グループホーム・ケアホーム / 地域生活支援 |
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| Research Abstract |
研究計画に示した研究課題の進捗状況について報告する。目的１／課題１－１：地域生活支援に関する研究については、グループホーム等入居者への支援方法・体制、経済的負担の軽減、他事業（所）との連携・調整等が求められると指摘されている。しかし、地域との関係を構築する支援に焦点を当てたものは少ない。地域関係形成支援は、地域生活支援の一つの領域であり、「見守り」や「さりげない手助け」を進めるためには、不可欠な要素である。目的２／課題２－１：地域活動の中心は自治会等の活動であり、その他、市区町村レベルでの趣味やレクリエーション・学習の講座、小地域福祉活動が主なものとして指摘できる。目的１／課題１－２：グループホーム等職員の業務内容の収集を実施した。職員の雇用形態等により、業務内容・責任の範囲が異なることを確認した。目的２／課題２－２：入居者の障害の程度や居住歴、日中活動の場等によって異なることが確認できた。目的３／課題３－１：入居者の障害の程度、グループホーム開設の目的、運営方法等により異なるという示唆を得た。課題３－２：生活の質を左右するのは、職員による地域（住民）との交流の有無ではなく、意図的・目的的に取り組まれているかであることを確認した。
本年度は、資料収集と聴き取りを中心に行い、計画していた参与観察予備調査の実施に至っていない。今後、事業所の雇用形態や勤務体制等を勘案して実施計画を策定する。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
地域生活支援に関する文献資料の収集を実施した。現地調査と聴き取りを複数回実施した。事業者との研究協力の関係形成の構築が進んだ。
資料収集や聴き取りを実施することができたが、その整理が不十分であり、成果を公表するまでに至っていない。また、予備調査の準備段階において、事業所によって職員の雇用形態や業務内容が異なるため、参与観察の実施方法には、再検討が必要であると認識している。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、前年度に実施できなかった参与観察の予備調査と参与観察を実施する。障害者総合支援法の改正に伴い、平成26年度からグループホーム制度が一本化された。事業者の聴き取りでは、事業形態の選択と移行、運営体制の整備が気がかりであるという意見が多く示された。そこで、受け入れ事業者との調整を丁寧に行い、可能な範囲で実施する。また、地域関係形成支援の実態把握をさらに充実させるため、職員の聴き取りを継続して実施する。
平成25年度に収集した資料の整理を行い、研究成果を公表できるよう検討を行う。
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| Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
参与観察の予備調査が未実施であり、聴き取り調査を複数回実施したため、旅費・謝金の一部を繰り越すことになった。
参与観察の準備及び聴き取り調査を実施することによって、旅費・謝金として使用する。
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