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2013 Fiscal Year Research-status Report

終末期を主に病院以外で過ごした人のターミナル支援に関する研究

Research Project

Project/Area Number 25380827
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyushu University of Health and Welfare

Principal Investigator

山崎 きよ子  九州保健福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (20331150)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 三浦 宏子  国立保健医療科学院, その他部局等, その他 (10183625)
原 修一  九州保健福祉大学, 保健科学部, 教授 (40435194)
西田 美香  九州保健福祉大学, 社会福祉学部, 助教 (50509718)
Project Period (FY) 2013-04-01 – 2016-03-31
Keywords看取り / 自宅死 / 施設死
Research Abstract

本研究では、日本人が死亡する時の看取りと死亡場所、およびそれに関する課題を明らかにし、病院以外での看取りの意義と課題を明確にすることを目的とする。
初年度で実施した内容は以下の通りである。
①研究目的に沿ったアンケート用紙を作成し、内容の検討を行い同時に倫理的配慮に基づいたアンケート回答承諾書を作成した。②研究計画に沿って、A県B地方新聞紙上に「私人」の死亡を有料で家族が地域に知らせる「謹告」の過去3年分、具体的には2011年1月から2012年12月までを対象に、死亡者氏名、喪主名、住所をデータ化した。③大学倫理審査会に研究計画を提出して、倫理審査を受け承諾された。④2013年9月から12月までに配布を行い、同時に回収を行った。⑤配布は一部を除いて郵送とし、回収はすべて郵送とした。配布数1447通、回収254通、配布先不明の理由で返送113通 有効配布数1334通、 回収率19.0%であった。⑥回収されたアンケートを入力し、分析を行い数値化できるものについては数値化が終了した。⑦さらに自由回答についてはより具体的に数値化できない部分について、現在分析中である。
上記の結果、A県B地方における高齢者のターミナル期(死亡までの3か月と設定)の生活の場所、死亡場所、遺族の看取りに関する思い、死が免れぬことを知った時期、医療や介護に対する満足度がデータ化できた。特定の病院等での死者ではなく、地域を対象に遺族を調査したデータはまだ少なく、特に地方都市では極めて貴重な史料である。また、医療と介護は高齢になるほどターミナル期でも切り離すことができないものであることが示唆された。次年度は、病院以外での看取りについて、事例調査を行い看取りの方法やそれに伴う課題について調査する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

アンケートの回収率がおおむね20%あり、そのうちの一割が自宅死であった。また、死亡時より3か月前は多くがまだ病院以外で生活していることが理解できた。
自由回答欄に記述が多く、ターミナル支援への示唆を多く与える内容であった。以上のことから本研究はおおむね順調に進んでいると言える。

Strategy for Future Research Activity

自由回答の更なる詳細な分析を行う。更に病院以外での看取りに関する事例調査について、訪問診療医師や民間の看取り施設などに協力を要請し、了解を得ている。以上のことから、今後も研究は問題なく推進するものと考えている。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

回収したアンケートの作成、および回収したアンケートの分析が数値的な部分にとどまったので、他機関に在職する研究分担者との打ち合わせは、データの送受信やスカイプの使用により可能であった。
自由記述に関する分析には、他機関に所属する研究分担者と同席の上検討が必要と考えられるので、本年度に旅費として使用する計画である。

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Published: 2015-05-28  

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