2016 Fiscal Year Annual Research Report
The influence of mother-child relationship between two generations on the choice of child's eating behaviors
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25380889
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Research Institution | Mejiro University |
Principal Investigator |
小野寺 敦子 目白大学, 人間学部, 教授 (40320767)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
河野 理恵 目白大学, 人間学部, 准教授 (40383327)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 食事写真 / 2世代 / 比較調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は本研究の最終年となっていたため、全体的研究のまとめおよび2世代間の食事を写真にとってもらい比較するという研究課題を実施した。写真をとる調査では、「写真とアンケートによる食生活調査」と題して、大学生とその母親30組を対象にそれぞれに使い捨てカメラとアンケート調査用紙を配布した(無記名での調査であったために、番号によって親子であることを照合した)。内容は、3日間の朝、昼、晩、の食事を写真にとり、さらに具体的にその内容を調査用紙に記入し、自分の食事を100点満点で評価する、さらに食ライフスタイルに関するアンケート調査用紙に記入するというものであった。その結果、20組の親子が本調査には参加した。20組のうち、大学生の子どもが朝食を欠食している人数をみたところ、1日目4名、2日目4名(いずれも同じ人)そして3日目6名(そのうち3名は1.2目も欠食)、つまり3名は朝食をいつもとらない大学生であった。3日間とも朝食を欠食している大学生の母親の食事写真をみると、朝食にお菓子や甘いお菓子パンを食べているケースがみられた。さらに夕食に餃子・シチューなど盛りだくさんの夕食でありながら、シチューを味噌汁碗で食べるという少し違和感のある食卓であった。またある女子大学生とその母親では、共に朝食に「おしるこ」(お湯を入れて飲むインスタント)・チョコパン・ショコラ・ミルクティーという糖分の高い食事をとる親子がいた。この母親はまた、「おしるこ,フランスパン,ヨーグルト,はちみつゆず茶」という朝食メニューの日もあった。そしてこの食事に対する自己評価は70点であった。食事に対する自己評価が100点と満点をつけていたとしても、その内容をみるとたくさんの料理は食卓に並んではいるものの緑黄野菜などが少なく栄養バランスの面で問題がある食事が散見された。
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