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2016 Fiscal Year Annual Research Report

Elucidation of the Generation and Persistence Mechanisms of "Cyclic Bullying" and the Development of Methods for its Prevention and Elimination

Research Project

Project/Area Number 25380898
Research InstitutionChubu University

Principal Investigator

三島 浩路  中部大学, 現代教育学部, 教授 (90454371)

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2017-03-31
Keywordsネットいじめ / 拒絶感受性 / 循環型いじめ
Outline of Annual Research Achievements

1 「ネットいじめ」に関する調査:中学・高校生のスマートフォン利用者増加に伴い、インターネット上の「いじめ」問題が深刻化しつつある。また、対面における「いじめ」に比べ、インターネット上における「いじめ」は、被害者と加害者との相関関係が強いという報告もあり、循環型の「いじめ」は、インターネット上で生起する可能性がより高い。そこで、本研究で取り上げた拒絶感受性が、中学・高校生の「ネットいじめ」に関連するのかどうかを検証した。具体的には、中学・高校生を対象に、「ネットいじめ」被害・加害、および拒絶感受性に関する匿名の質問紙調査を行い、約800人のデータを分析した。その結果、対面の「いじめ」被害・加害にみられたのと同様に、「拒絶に対する不安・過敏」「対人関係の不安定感」の2因子が、「ネットいじめ」被害に影響を与え、「ネットいじめ」被害が、「拒絶に対する怒り・反撃」因子に影響を与え、この因子が「ネットいじめ」加害に影響を与えることを示唆する結果が得られた。こうした結果が得られたことから、対面場面における「循環型いじめ」だけでなく、インターネット上における「循環型ネットいじめ」にも、拒絶感受性が関連する可能性があることが示唆された。
2 拒絶感受性尺度に関する論文作成:拒絶感受性を簡便に測定することが可能な小学校高学年用・中学生用・高校生用の尺度をそれぞれ作成し、投稿する準備を進めている。
3 「循環型いじめ」予防・解消に向けた授業実践:高校生を対象に、新たな仲間づくりを促進し、拒絶感受性を低減することを目指したグループ・ワーク形式を取り入れた授業実践を、異なるクラスから選択科目の授業に集まった生徒約40名を対象に実施した。シングルセッションの授業などの理由で、拒絶感受性を低減するなどの十分な成果は得られ無かったが、今後、新たな実践を企画するためのノウハウを獲得することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2016

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 「循環型ネットいじめ」に関する研究-中学生・高校生を対象とした調査-2016

    • Author(s)
      三島 浩路・吉田 恵子
    • Organizer
      日本教育心理学会
    • Place of Presentation
      サンポートホール高松・かがわ国際会議場
    • Year and Date
      2016-10-08 – 2016-10-10

URL: 

Published: 2018-01-16  

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