2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
25380934
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
村松 健司 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (00457813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塩谷 隼平 東洋学園大学, 人間科学部, 准教授 (00453481)
妙木 浩之 東京国際大学, 人間社会学部, 教授 (30291529)
金丸 隆太 茨城大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (30361281)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 地域援助 / 児童福祉専門職連携教育 |
Research Abstract |
研究代表者らが取り組んできた「児童養護施設における心理面接の効果測定とケースフォーミュレーションプログラムの開発」(平成22年度~24年度 科学研究費補助金基盤研究C)において、あらためて浮かび上がった課題は、施設における心理職とケアワーカーの連携であった。 本研究では、「よりよい連携はスタッフの自己肯定感を高め、子どものケアによい効果を与える」という仮説を立て、児童養護施設のスタッフ連携(ケアワーカーと心理職)の研修プログラム開発を目指している。これまでの施設研修は「座学」が中心だったが、施設のスタッフは「他の施設の実践を聞きたい」と希望している者が多いため、グループワークにもとづく「グループ体験型研修」が有効なのではないかと考え、試験的な実践を計画している。この「IP(Interprofessional:専門職間)ワーク」の実施に当たり、心理職-ケアワーカー、あるいは施設における多職種連携について国内外の文献調査を行った。また、施設心理職7名にインタビュー調査を実施し、連携の課題把握を質的研究の手法で行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画の海外視察は、受け入れ先との関係で今年度以降に見合わされたが、文献研究から海外の先進的な状況については概ね把握できたと考える。国内状況の調査にも進展があったので、次年度の計画(IPワークの実施)を進めることが可能となった。
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Strategy for Future Research Activity |
予定通り、研究2年目は試行的なIPワークを実施し、その効果検証を試みる。すでに、先行研究の外観からIPワークの骨格とコンテンツは定まっており、現在メンバーの選定を進めている。本研究の主要な柱の一つであるeラーニングについても、着実に準備が進められている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
受け入れ先の都合が合わず、海外視察が今年度以降に順延となった。現在再調整を行っているが、仮に今年度の予定が立たない場合でも、その代替手段を検討している。 現在のところ、海外視察を実施するための調整を行っている。
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Research Products
(2 results)