2013 Fiscal Year Research-status Report
コーピングの柔軟性に関する2過程理論の構築に向けて:柔軟なコーピングを養うために
Project/Area Number |
25380948
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
加藤 司 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50408960)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | コーピング / コーピングの柔軟性 / 対人ストレス / 対人ストレスコーピング |
Research Abstract |
研究目的に照らし合わせ、主に以下の3つの研究を実施した。 (1)柔軟性仮説の検証(実験):*ストレス課題 初年度は、一般的に使用されているストレス課題を使用。具体的には、ストループ課題や疼痛課題。*柔軟性の測定 Kato(2012)と同様 *ストレス反応の測定:質問紙、生理的指標、行動観察。生理的指標としては、心拍や血圧の時系列のデータ(5分間隔)、コルチゾール、sIgA、αアミラーゼ(唾液採集:コットン法)。行動観察では、ビデオカメラを用いて瞬目や視線の移動などを測定。 (2)類似概念(認知的柔軟性など)との関連性の検証(主に実験): ストレス以外の別の研究領域でにおける柔軟性研究における、研究手法を用い、コーピングの柔軟性の測定に挑んだ。2過程理論に基づいて測定したコーピングの柔軟性と、他の研究領域における柔軟性との関係を比較し、2過程理論に基づいて測定したコーピングの柔軟性が、どのような柔軟性の側面を測定しているのか、現在、分析分析中である。 (3)縦断的研究(質問紙調査): 申請期間を含め、5年間にわたって、コーピングの柔軟性が長期的なストレスの緩和効果(QOLも含め)が望めかどうか検証するため、平成25年度に得るべきデータを着実に収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究計画以上の早いペースで、研究は進行している。特に、早い段階から業績を上げることができた。しかし、平成26年度は、比較的時間のかかる課題であるため、平成26年度終了時には、計画通りのペースになると推測している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、比較的時間のかかる課題であるため、平成26年度終了時には、計画通りのペースになると推測している。 ただし、提出した研究計画通りに、研究を進める。
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Research Products
(8 results)