2014 Fiscal Year Research-status Report
コーピングの柔軟性に関する2過程理論の構築に向けて:柔軟なコーピングを養うために
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25380948
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
加藤 司 東洋大学, 社会学部, 准教授 (50408960)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ストレス / コーピング |
Outline of Annual Research Achievements |
申請書類通り、平成26年度において研究が計画され、実際に実施されております。詳しくは、下記のとおりです。いずれも、前年度の研究成果を受けて実施いたしました。 (1)柔軟性仮説の検証(主に実験)*ストレス課題 実生活により近いストレス課題を用い、柔軟性仮説を検証します。具体的には社会的ストレス課題(TSST課題)やオリジナルの課題を用いて、実験を複数回実施いたしました。 (2)類似概念との関連性の検証(主に実験) 前年度の研究成果を受け、主に創造性や独創性との関係について研究します。そして、コーピングの柔軟性の測定方法について再検を行うための実験を実施いたしました。 (3)縦断的研究 第3回から第5回(平成26年度から28年度毎年1月)質問紙調査を実施いたしました。具体的な質問紙の構成は9月から11月にかけて決定し、その後、実際の調査を実施いたしました。 (4)非臨床群を対象にした、実践介入効果の検証 平成25年度の研究成果を受け、平成26年度に詳細な研究計画を立てという計画に従い、平成26年度では、実際の実験を実施することなく、次年度に実施するための詳細な計画を立案しました。主たる内容は、下記のとおりであり、これも申請書と一致しております。実験協力者は日頃ストレスを感じている20歳以上の成人であり、研究機関を通じて募集します。介入(操作)はパッケージではなく、ひとつひとつの操作(訓練)に分けて行い、どの要因がどのような側面に効果を発揮したのかを検証いたします。ストレス反応は上記の実験と同じ指標を用います。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
上記の研究実績で記載した通り、申請した書類通り、ほぼ研究を遂行しており、問題もなく、順調に研究が推移しております。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度、および、それ以前の研究を受けて、研究が順調に実施されていることから、平成27年度の研究は、申請書類通りの研究を実施する計画を立てており、平成27年4月現在、詳細な年間計画を立てております。
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Research Products
(10 results)