2015 Fiscal Year Annual Research Report
コーピングの柔軟性に関する2過程理論の構築に向けて:柔軟なコーピングを養うために
Project/Area Number |
25380948
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
加藤 司 東洋大学, 社会学部, 教授 (50408960)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | コーピング / ストレス |
Outline of Annual Research Achievements |
研究採択時(および研究申請時)にすでに提出しました研究申請書に従い、主に、以下の点において、研究を実施してまいりました。研究のテーマは、ストレスに対するコーピングの柔軟性に関する研究であり、コーピングとはストレスに対する対処行動(ストレス解消方法を意味します)。コーピングの柔軟性とは、ストレスフルな状況に応じて、適切なコーピング方略を用いることを意味します。この研究では、ストレスは限定することなく、一般的なストレス全般に関して研究を行いました。第一に、ストレスに対して柔軟に対処するスキルが、ストレスを緩和したり、社会的適応やQOL(Quality of Life)を高めたりすることと、どのように関連しているのか、なぜ、そのような効果があるのか、実験や調査を通じて、詳細に検証しました。第二に、ストレスマネジメントへの応用を目的とした、柔軟に対処することのできるスキル獲得のための、実践向けの基礎的なデータを提供しました。この研究では、主に、抑うつ症状との関係性について調べました。
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Research Products
(12 results)